【少年野球】今の理論は10年後のウソ!?



お父さんのための野球教室の桜井です。

リンゴがスイカになる瞬間

リンゴって何?

ネットで調べる。

ウリ科の植物。

日本の夏を代表する果物。

「西瓜」と書く。

ほほう。

でもホントに?

他のサイトを見る。

同じことが書いてある。

リンゴとはそういうものか。

リンゴがスイカになる瞬間だ。

そんなバナナ。

そう思うかもしれない。

大抵の人は、リンゴをスイカと間違えない。

なぜなら、

  • リンゴは林檎と書くと習ったり
  • リンゴは冬を代表する果物だと聞いたり
  • 西瓜と書くと教わってきた

からだ。

正しい結果を知っているから、間違いに気づける。

でも、野球は違う。

義務教育で、投げ方や打ち方を学ばない。

だから、間違いに気づきにくい。

でも、ネットではたくさんのやり方が見つかるから、間違いに気づけるよね?

と思いがちだが、そうでもない。

今の理論は10年後のウソ

ボクたちの目にとまる場所に表示されるほとんどのサイトの情報は、内容がほぼ同じだ。

ネットでは、多くの人が言っていることは正しいこと。

だから、みんなの目にとまるようにシステムがはたらいてる。

なので、不正確な情報であっても多くの人がそう言えば、真っ先にボクらの目にとまる場所に現われる。

で、スポーツでは、今の理論は10年後のウソ

そんなことは、よくある話。

その時は合理的でも、後になると新しい事実が発見されて、理論が破綻して、みんな信じてた正しいことがひっくり返る。

そんなこんなだから、自分に合わない情報に影響を受けてしまうリスクにさらされているし、実際にネットを信じて失敗するケースも割と多い。

失敗して人類は進化してきたわけだけどでも、やっぱり自分が失敗したくないわけで、一番、成果の出るやり方でやりたい。

青春時代の大切な時間、一所懸命ウソをやっとりました!

とは言いたくないわけで、であるならばボクらがやるべきことはひとつ。

真逆もやる

“真逆もやる”

これが正解だよ、と笑顔で近づいてくる

理論や指導に出くわしたら、その反対をやってみる。

例えばね、打球はフライを飛ばした方がいいよっていう理論。

どうしてフライを飛ばした方がいいの?を、考えるのは当たりまえ。

ゴロを飛ばしたら、どうなるかもやってみる。

で、ダメならやめれば良い。

ゴロを飛ばした方がバンバンヒットを打てるなら、キミにとってそれが大正解。

欲を言えば、なぜそうなるのか答えを出しておくと、再現性はあがる。

つまり、ヒットを打ち続けられる、そういうことだ。

この時代、情報を遮断するのはムリだ。

だからと言って鵜呑み、丸飲みはいただけない。

ならばネットの情報を切り口にして、自分に最適な方法を見つけ出す

つまりは、ネットの情報は自分に都合よく使って上手くなろうね、そんな話でした。

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この記事を書いた人川端健太桜井一
お父さんのための野球教室
1978年生まれ。奈良県出身。大学関西地方リーグで最優秀投手賞(’97年)、最優秀選手賞(’99年)を受賞し、野球部創設以来初の全国大学野球選手権大会に2度出場。最高成績はベスト8。東海地区、社会人野球の名門へ進み、社会人野球の甲子園である都市対抗野球大会に2度の出場。引退後は、人気野球指導ブログ「お父さんのための野球教室」を開設。体系的でわかり過ぎる野球指導法は小学生の保護者に爆発的な支持を得て、DVDや書籍化。現在も、ブログでの指導法の発信、高校野球の現場で学生野球選手のサポート活動を精力的に行う。
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