【質問】監督が「ヒジを上げろ」と常に教えているのですが…
下記のような
ご質問・ご相談をいただきました。
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■ご質問内容
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こんばんは。初めてメールさせて頂きます。
いつも、お父さんのための野球教室からの
メルマガ、非常に興味深く、楽しく拝見しています。
貴重な情報、本当にありがとうございます!
小3の長男が今年から野球を始めました。
私自身、野球経験者なこともあり、
来年からコーチを依頼され、
長男の同級生を中心に
指導し始めたところです。
子供たちの投げ方指導ついて教えて下さい。
個人的には、小学生は上半身と下半身では、
下半身をより意識して投げる方が良いと考えています。
しかしながら、チームの監督は
ヒジを上げろと常に子供たちに伝えています。
ヒジを上げることを意識しすぎると手投げになったり、
体のバランスが崩れるような気がしてなりません。
そこで、質問させて下さい。
1.投げ方の基本として、
指導するポイントは何になりますか?
2.下半身と上半身は
どちらをより意識させるのが良いでしょうか?
3.それを体に覚えさせる練習方法を教えて下さい
正しい考え方と練習方法で指導したいのです。
このままですと、
大人の関係悪化で子供たちに影響が出そうです。
監督の考え方が理解できず、相談する次第です。
以上、宜しくお願いします。
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■回答
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まず、はじめにメルマガを
いつもご覧いただき、ありがとうございます!
今後もお役に立てる情報をお届けできるよう
尽力していきたいと思っておりますので
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
さて、ここからは本題の
「投げ方の指導」について
回答させていただきます。
ご質問が3つありますので
順に回答していきたいと思います。
【質問1】
投げ方の基本として、
指導するポイントは何になりますか?
こちらにつきましては、
いろんなポイントがあるとは思いますが、
今回は、3つお伝えしたいと思います。
1つ目は、ご質問内容にもありました、
「利き腕の上げ方」についてです。
「ヒジを上げろ」という教え方では
ご質問者さんがおっしゃる通り、
手投げになったり、
体のバランスが崩れることがよくあります。
その原因としては、
ヒジを上げようと意識して
腕を引き上げると、
大人でもそうですが、
肩周りが緊張する可能性が高いです。
肩周りが緊張すると
その後の腕を振る動作のときに
スムーズに肩が動かないため、
腕の力だけで投げる形になることが多いので、
手投げになったり、
バランスを崩してしまうという状況に
陥りやすいです。
そこで、おすすめの方法としては、
ヒジではなく、
「手首を上げる」という意識で
腕を引き上げてみてください。
そうすると、
ヒジを上げると意識したときよりも
肩周りがリラックスした状態になり、
その後の動作もスムーズになると思います。
手首を上げる高さの目安としては
耳のやや上を目安にしてください。
これが1つ目のポイントです。
2つ目のポイントとしては、
腕を上げる動作からリリースをするまで、
「ボールと頭との距離が離れすぎないこと」です。
目安としては、
ヒジの角度が90度以内が良いと思います。
90度以上になると、
・体が開く
・コントロールがバラつく
・腕の振りが遅くなる
・ケガのリスクが高まる
など、いろんな悪影響が出てきますので
しっかりとチェックしてあげてください。
次に3つ目のポイントです。
3つ目のポイントは、
【質問2】の、
下半身と上半身はどちらを
より意識させるのが良いでしょうか?
こちらの回答にも該当します。
下半身と上半身のどちらを意識すべきか?
こちらにつきましては、
まず、下半身と上半身という分け方ではなく、
体の「左半身と右半身」という分け方で
指導することをおすすめします。
右投げであれば、
「右半身で力を溜め、
左半身でボールの行く先をコントロールする」
この考え方をもって
指導をしていくと、
下半身と上半身が
連動した動きが作りやすく、
結果的に全身を使った投球フォーム作りにも
つながっていきやすいと思います。
最後に練習方法についてですが、
腕の使い方については、
カードゲームの「めんこ」は
良い練習になると思います。
1つ目と2つ目のポイントでお伝えした、
「手首を上げる」
「ボール(めんこ)と頭との距離が離れすぎない」
この2つを意識して行うと
腕の使い方も上手になってくると思います。
あとは、全身を使って投げるということを
体に染み込ませるという意味で、
助走をとって自分の身長ぐらいの高さで
「低くて強いボール」を投げる練習を
することも良いと思います。
お子さんが小学3年生ということですので
距離は30~40mほどで良いと思います。
山なりでノーバウンドで
投げる必要はありませんので、
3つ目のポイントでお伝えした、
「右半身で力を溜め、
左半身でボールの行く先をコントロールする」
これを意識させて
「低くて強いボール」を投げることを
目的として行ってみてください。
また、日常生活の中でも
見逃してはいけないポイントもあります。
詳しくはコチラをご覧ください。
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