制球は下半身で行う
教材購入者の方からこのような質問をいただきました。
【質問】
今晩は 自分は40才になったばかりですがリトルから学生時代は部活で野球をしてきました大学も同好会的でしたが硬式野球ですが。(内野手です)
卒業後数年野球はしなかった時期がありますが軟式で(草野球)プレイしてました。
そこで質問ですが自分の場合昔から肩が強肩でした。
内野、外野のスローイング等問題無いですが、バッテイングピッチャーやトスバッティングピッチャー等コントロールがまるで駄目です。
逆に普通の投手のように投げるのは大丈夫ですが、打者がいる状況でストライクを入れる為ゆるく投げる事ができないのです。
子供相手でもバッピができない状況でノックばかりです。
やはりバッピもしてあげたいです。
何か改善する方法や練習等あるのでしょうか?
これは相手が大人でも同じです。
今でも肩はそれなりに自信があり軟式でも内外野のスローイングは問題無しですがバッピができない状況です。
上記のような状況になったのは大学の終わり上級生の頃先輩相手にバッピーを行った際急にストライクが入らなくなりそれ以来おかしいです。
ちょっと変わった質問ですがよろしくお願いします。
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■ 制球は下半身で行う
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腕でコントロールしようと考えてしまうことが最大の原因です。
このコントロールというのは2つの意味を持っています。
1つ目は制球のコントロール
2つ目は力のコントロール
これらのコントロールを腕で行ってしまおうと考えてしまうことで、コントロールが出来なくなってしまいます。
内野や外野のスローイングは、捕球して投げるという一連の流れの中で行っているため頭の中でこれらのコントロールを考える時間はありません。
しかし、バッティングピッチャーやトスバッティングのピッチャーとなるとストライクを入れなければいけない、打ちやすい球を投げなければいけないと考えてしまう時間をもってしまいます。
そうすると、どうしても腕でボールの制球をコントロールしたくなりますし、程良いスピードのボールを投げようとして腕で加減を調整しようとしてしまいます。
ピッチャーがボールをコントロール(制球)するためには、「踏み出した足に乗せる体重のかかる向き(左右)」、「腕を振り切る中でのリリースのタイミング(高低)」という2つの要素が影響します。
これらは軸足から踏み出した足に体重を移動させ、その力が上半身、腕へと順に伝える動作の上に成り立っています。
ですから、先ほどのように腕でコース(左右)をコントロールしようとし、力加減もコントロールしようとすれば、下半身と上半身の動きがリンクせず、腕は単独の動作となってしまいます。
ブログやDVDでも幾度となく解説させて頂いていますが、腕というのは何度も同じ動きを繰り返すことを苦手としており、それを同じ動きにするように支えているのが下半身であり、体重移動です。
ストライクが入りにくいという現状を改善するために、まずは冒頭の2つのコントロールは下半身で行うということを頭においてみて下さい。
そして以下の4つを意識してみて下さい。
1 制球のコントロールは体の左側で行う(右投げの場合)
2 投げるコースは踏み出した足へのせる体重の方向で決定
3 腕は最後まで振りぬくことだけを意識(途中で振りを緩めたり、止めたりしない)
4 腕を振った後、踏み出した足とホームベースを結ぶ線上に軸足をおく
詳しくはこちらの映像で解説しています。
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