【野球用語】「エンタイトル」とは?意味・使い方・上達法がわかる!
「エンタイトル」とは?
エンタイトルとは、野球において「ランナーが安全に(アウトになることなく)進塁を認められること(権利)」です。エンタイトルは、日本語では「安全進塁権」とよび、英語では、「entitled」と書きます。
エンタイトル(entitle)の本来の意味である「権利・資格を与える」が転じて、野球では「走者が安全に進塁できる権利を与えられる」という意味になりました。
「エンタイトル」をもっとくわしく
野球では、打球がフェアグラウンドにバウンドしてスタンドに入った際のエンタイトルツーベースが代表的ですが、他にも走者が安全に進塁できるエンタイトルにはこんなものがあります。たとえば…
【4つのエンタイトルが与えられるケース】
〇ホームランを打った場合
【3つのエンタイトルが与えられるケース】
〇野手が帽子・マスク・グラブ・ミット・ユニフォーム等の一部を、本来の場所から離して、フェアの打球にわざと接触させた場合。
【2つのエンタイトルが与えられるケース】
〇野手が帽子・マスク・グラブ・ミット・ユニフォーム等の一部を、本来の場所から離して、フェアの送球にわざと接触させた場合。
〇ワンバウンドで外野のフェアスタンドに入ったとき(エンタイトルツーベース)。ちなみに、英語では「ground rule double」とよばれています
〇送球がスタンド・ベンチなど野手がそれ以上追えない場所に入ってしまった場合。
【1つのエンタイトルが与えられるケース】
〇野手が帽子・マスク・グラブ・ミット・ユニフォーム等の一部を、本来の場所から離して、フェアの投球にわざと接触させた場合。
〇投手が反則投球(ボーク)をした場合。
などなど、エンタイトルはツーベースだけでなく、様々なケースによって与えられる進塁権の数が異なります。
「エンタイトル」の使い方・例文
エンタイトルの例文・用例を紹介します。
〇代打で、センターオーバーのエンタイトルツーベースを放つ
〇エンタイトルスリーベースを未だに見たことがない
「エンタイトル」の具体的な使われ方は?
【スッポリ】日本ハム・石井一成の打球、外野フェンスにはまる https://t.co/3HBZxXcU5J
楽天のライト・渡邊佳明が引き抜こうとする間に石井は三塁へ到達したが、エンタイトル二塁打となり、二塁に戻された。 pic.twitter.com/ThO40yBdEP
— ライブドアニュース (@livedoornews) July 31, 2019
春季関東大会
花咲徳栄8回表1死満塁で3番韮澤が右越え同点2ベースで遂に9ー9の同点に追いつく。打球はフェンスを越えエンタイトル2ベースに。 pic.twitter.com/YpDm8fmUU3— IBUKI (@ooyunohara) May 19, 2018
「エンタイトル」の類義語
エンタイトルの類義語は「安全進塁権」です。
「エンタイトル」に関する練習法
ご紹介する上達法は、野球動作解析のスペシャリストで、筑波大学硬式野球部の監督である川村さんが教えてくれる打撃トレーニング「ハンマースイング」。このバッティングの飛距離を伸ばすのに有効な練習法でエンタイトルツーベースを連発してください!
「エンタイトル」まとめ
エンタイトルの意味、使い方、そして上達法を紹介しました。野球用語の意味がわかれば、監督やコーチから指導してもらう際に吸収するスピードが違います。つまり、上達が加速するということです。
この記事を読み返して、「エンタイトル」の理解を深めて、さらに野球を楽しんでくださいね!
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