野球用語「イップス」とは?意味・使い方・上達法がわかる!
「イップス」とは?
イップスとは、野球における症状のひとつで「今まで出来ていた動きやプレーが、精神的・心理的な原因によって出来なくなること」という意味です。英語では、「yips」と書きます。
イップス(yips)は、もともとはゴルフから生まれた言葉で、急にパッティングが乱れることをイップスとよんでいて、そこから派生して野球では、精神的要因によって身体の動きに支障をきたし、思い通りにプレー(動き)できなくなることを指します。
「イップス」の症状とは?
イップスの症状は、ボールが手から抜けてしまったり、近い距離なのにワンバウンドで悪送球を投げてしまったり、ボールそのものを投げられなくなったり、人によって異なります。
イップスになる原因は、精神的・心理的なもの、と言われています。たとえば、入部したばかりの時に暴投を投げてしまい、指導者や先輩に怒鳴られたことがトラウマになって、投げるたびにプレッシャーで緊張してしまい、身体が思い通りに動かなくなる、といったものです。
「イップス」で気を付けないといけないこととは?
イップスの傾向がある時に気を付けたいことは、練習が足りないから症状が出ているわけではないということです。
上手く投げられないのは練習が足りないからだ、と言って強制的な練習でプレッシャーを与え続けると、症状は悪化してしまうでしょう。
イップスの克服法は、現在のところ決定的なものはありません。一過性の場合もあれば、長く発症し続ける場合もあります。イップスの症状は誰でも生じる可能性があるものです。指導者や周りのものは、日ごろから精神的・心理的なケアをしてあげるようにしましょう。
「イップス」の使い方・例文
イップスの例文・用例を紹介します。
〇高校時代イップスで苦しんだが、大学時代に克服した
〇最近、スローイングがイップス気味
「イップス」の具体的な使われ方は?
大阪桐蔭・宮脇大地。1年の夏、突然、ボールが投げられなくなった、「イップス」。ブルペンで投手に返球する時でさえ、投手の頭上に球が飛んでいってしまう。捕手をあきらめ、監督に直訴して外野手に転向。夏の北大阪大会では背番号20。だが甲子園の18人から外れた。アルプスから声援を送った。 pic.twitter.com/XfSSDdUdUY
— 汗と涙。 (@gari_wasabi) August 22, 2018
阪神も山本由伸みたいな投手いたら良いのになぁ。
あ、昔いたわ。でもそいつ、最近はイップスでちゃんと投げれてないし、コロナかかるし、遅刻するしな。やっぱおらんか。— ○○○クリーム (@marukuri_MINTIA) June 21, 2020
「イップス」の類義語
イップスの類義語はありません。
「イップス」に関する練習法
イップスを治す特効薬はありませんが、イップス改善の糸口のひとつに「体の動きを安定させる」というのがあります。メンタルに左右されることなく、体の動きを一定に動かすことで、投球・送球を安定させます。
ご紹介する上達法は、野球動作解析のスペシャリストで、筑波大学硬式野球部の監督である川村さんが教えてくれる投球を安定させるトレーニング「ひざ上げドリル」。このメソッドを使ってピッチングフォームを安定させてください!
「イップス」まとめ
イップスの意味、使い方、そして上達法を紹介しました。野球用語の意味がわかれば、監督やコーチから指導してもらう際に吸収するスピードが違います。つまり、上達が加速するということです。
この記事を読み返して、「イップス」の理解を深めて、さらに野球を楽しんでくださいね!
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