【少年野球】投手のコントロール改善練習方法
100回同じ姿勢を作れますか?
今回は、コントロールを改善する練習方法をご紹介します。
同じ姿勢を100回連続で再現することが出来ますか?
学童野球の子供たちや少年野球の選手には、かなり難易度が高いことかもしれませんね。
ここでいう同じ姿勢とは、ピッチングの前半の動作である、右投手の場合であれば、左足を上げて右足1本で立つ姿勢です。
この片足1本で立つ姿勢を、投球の数だけ毎回同じように再現できるかどうか。
簡単なようで、かなり難易度が高い動作です。
ボールを投げる体をコントロールする
片足で立つ動作が出来てもその後の動きが悪ければ、コントロールがつかないんじゃないか?
そういわれるかもしれませんが、このスタート動作の精度がコントロールに大きな影響を与えてしまいます。
ボールをコントロールしたければ、まずは、自分の体をコントロールできなければなりません。
投手のコントロールを左右するのは、投球動作。
わかりやすく、投球フォームとしましょう。
毎回同じ投球フォームであれば、同じコースや高さに投げられる可能性が高いといえます。
ピッチングマシンと同じです。
マシンは1度コントロールを調整したら、ほぼ同じようなところにボールをコントロールしてきます。
マシンを使うときの手順は、まず、マシンを固定します。
そして、上下左右、スピードを調整したら完了。
では人間は?
足元を固定することはできませんよね。
毎回投げる位置を決め、そこから足を上げてステップして投球。
毎回、不安定要素をかかえながら、それを何とかボールを投げるまでに調整してコントロールするわけです。
固定されたマシンのように毎回同じフォームで投げるためには、出来るだけ同じ姿勢、同じ動作に近づける必要がでてきます。
そのスタートが片足で立った姿勢です。
この姿勢が毎回違うものだとしたら?
マシンを1球1球設定しなおしながら使うようなものです。
ピッチングの難しさがわかりますね(笑)
練習方法
具体的な練習方法ですが、片足で3秒静止してから投球します。
もちろん、試合ではできませんが、キャッチボールの時から3秒片足で静止してから投げることを組み入れましょう。
簡単な方法ですが、3秒キチンと静止できる小学生は少ないものです。
100回やる必要はありませんが、毎日10回、完全に静止できるように練習してみましょう。
毎日やるのがポイントです。
3秒がクリアできたら、5秒間にチャレンジ。
投球練習では、5球に1球は3秒静止をいれてみましょう。
まとめ
投球フォームのスタートを安定した姿勢で。
毎回違う姿勢、方向にならないように、しっかり練習していきましょう!
今回は、投手のコントロール改善練習方法でした。
この記事を書いた人長田真樹
2011年~2021年、京都学園大学・京都先端科学大学硬式野球部コーチを歴任、リーグ優勝春秋通算10回・全日本大学選手権大会6回出場・明治神宮大会1回出場。
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