ピンチはチャンス
教材購入者の方からこのような質問をいただきました。
【質問】
いつも適切なアドバイス指導ありがとうございます。
本当に悩んでいましてメールしました。
小学校4年生でエース投手(3年生から試合にでています。)をやっている息子のことで相談です。
実は先日、大事なジュニアの試合に熱を出し出場できませんでした。
その時に同じ4年生が代わりに投手として出場しました。
ところが、その子は、サイドからなげて非常にいい見事なピッチング内容で試合に勝利しました。
次の試合も息子は熱がでているにもかかわらず試合へいったものの先発からはずされそのサイドの4年生が出場しました。
しかし同点となった場面で息子が投げたのですが、調子が上がらず1点をとられしかもその1点で負けてしまいました。
監督・コーチの目がかわったように思います。
息子は、毎朝3キロの走り込みとバッティング練習、夜はピッチング練習を毎日やっています。
どちらかと言えばまだ受け身ですが・・・
もう一人の4年生は息子にくらべると全然やっていませんがうまくなりたいという気持ちがあり、本番に強いようなタイプです。
エースの座を奪われないようにするにはどうしたらいいでしょうか?
また息子にもっとやる気を起こさせるにはどうしたらいいでしょうか?
どうかよろしくお願いいたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ ピンチはチャンス
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今、息子さんはとっても良い経験をされておられると思います。
レギュラー・先発の座を奪われそうなのに、どうして良い経験になるのかと思われるかもしれません。
それまで主戦であったにも関わらず、たった一度のチャンスをライバルに与えてしまい自分が主戦から外されてしまうということは、これから先野球を続けていくうえで必ず起こりえることです。
私自身も全く同じ経験をしたことがあります。
また逆のチャンスを活かした経験もあります。
今私からアドバイスをさせて頂くとまず「エースを奪われないために」という発想ではなく「真のエースになるために」という発想に切り替えてみて下さい。
そうすれば、その場その場で何をすべきかが見えてくると思います。
●チームの誰よりも1球でも1本でも1分でも多く練習する
●チームの誰よりも工夫した(1プレイ1プレイ考えながら)練習をする
●チームの誰よりも大きな声を出す(元気を出す)
●チームの誰よりもチームを応援する(例えライバルが投げていても)
これは精神論ではなく、エースになるための方法論としてとらえて下さい。
次に、真のエースになるためには今息子さんが経験している中にもあります。
ライバルにチャンスを与えないこと。
そのためにはまず大切なことは体調やコンディション管理であることも身をもって経験されたと思います。
逆を言えばワンチャンスで立場をひっくり返すことも出来るんです。
そのためには・・・
●ワンチャンスを活かすべく、体調やコンディションを整える(食事/睡眠/ストレッチ)
●出来る限りワンチャンスが到来したときの状況をイメージして練習する(緊張する場面での登板など)
これを積み重ね来るべきワンチャンスを活かすんです。
もっと監督にアピールしなきゃと言う人もいます。
しかしそれはもしかするとワンチャンスがツーチャンスになるかもしれませんが、チャンスを活かすための実力とは別物です。
私自身の経験ですが、アピールばかりに気が向いてしまうと、チャンスを活かすための実力はつきません。
また、そういう行為は監督に見透かされてしまい逆にチャンスを失いかねません。
真のエースになるために、上に記したことをひたむきに実行することが、新のアピールでもあり、チャンスを活かす実力をつけることになります。
もし悔しい、もっと主戦で投げたいと思う気持ちもやる気を起こすきっかけとなるかもしれませんが、上のワンチャンスを活かすための積み重ねをすることで実力を試してみたくなるはずです。
なかなか小学生の時期で自ら率先してトレーニングを積むということは難しい面もあるので、家で行われている練習の端々で「あと1本走ったら、次の試合で良いピッチングが出来る!」と声をかけてあげてみて下さい。
そうするとワンチャンスをイメージしたり、テンションを上げ、ライバルよりも多く練習することにもつながります。
こういう経験があることで、グッと伸び代がひろがります。
ですからこれをピンチと思わず、チャンスととらえて頂きたいと強く思います。
投球フォームについてはこちらの映像を参考にしてフォーム作りに取り組んでください。
⇒ http://www.1baseball-club.com/field_01/
ビーレジェンドプロテイン「スポーツ&ウェルネス」の 詳細はこちら