置きに行くようなフォームの修正
【質問】
初めてメールさせいていただきます。
貴殿のDVDは本当に良く出来ており、いつも参考にさせていただいております。
小生の息子は小学4年生です。
3年生の頃から、軟式クラブチームに入れて活動しています。
体が小さく、4年生の現在も3年生の平均身長にも届かないおチビさんなのですが、毎日がんばっています。
貴殿のDVDのおかげで、投球フォームはここ数ヶ月で非常によくなってきました。
が、「壁に向かってフォームだけを気にして投げさせたときは。」です。(親子2人で毎日朝練やっているときの話です)
チームに行って、キャッチボールや守備練習で投げさせると途端に、いわゆる置きに行くようなフォームに激変します。
結果、塁間が届かなかったり、ピッチャーへの返球もショートバウンドを投げてみたり。。。
コントロールを気にするあまりそのようになってしまうんだろうと思い、「着地は気にせず投げなさい」といってはみるものの、やはり相手のことを考えてしまうのか、壁投げのようなフォームにはどうしてもなりません。
どのようなアドバイスをしたらよいか悩んでいます。
よい指導法があればご教授下さい。
ちなみに小生は無論、野球経験はありませんので、投げてみせることが出来ないのです。。。
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■ 置きに行くようなフォームの修正
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私自身もそうでしたが、コントロールを気にして置きに行ってしまうことはよくあります。
また本人はそれに気づいていないこともよくあります。
ですので、野球経験がないということですが、立派にコーチをされておられると思います。
置きに行ってしまうのは、精神的な部分もあります。
ですが、投球における精神的なことはメンタルのトレーニングというよりも、結構技術練習で解決してしまうことが多いんです。
息子さんの場合、とても気持ちが優しいのだと思いますが、何かのきっかけで思い切り投げる(腕を振る)=暴投になるという感覚が頭の残ってしまったのだと推測します。
実際には腕が振れなくなるので、ボールがコントロールできなくなってしまっているのですが、感覚としては思い切り振るといけないという意識にすり替わっていっています。
良く陥りやすいのですが、これを解消するためには、少しずつ修正をしていく必要があります。
「腕を思い切り振れ!」と言っても本人の感覚が腕を振る=暴投になってしまっているので逆の効果を生むこともあります。
ですから、自然と腕を振らすようにする必要があります。
そのためには、「手首」を強く振るということだけをまずは意識させてあげて下さい。
いわゆるスナップをきかせるということです。
腕はあまり意識せず、最後の手首(スナップ)だけを強く振ることを意識していくと、徐々にではありますが、腕の振りが取り戻せるようになってくるはずです。
特に近めの距離でボールを投げるときに、腕が振れなくなることが多いと思いますので、近めの距離の時に特に意識して手首を強く振るということを心がけて下さい。
着地については、今まで通り意識して下さい。
着地する前に腕を振ると、力を加えたくても加えるための支えがないため、ボールに力もなくまたコントロールもしにくくなります。
一度手首(スナップ)を強くきかせることを試してみて下さい。
そしてその後の経過などまたご連絡をいただけると幸いです。
選手それぞれの癖を修正させる方法はコチラでご紹介しています。
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