球速やコントロールをアップさせるために知っておきたい、上体の突っ込みを改善する方法とは?
お父さんのための野球教室のブログをご覧の皆さんこんにちは!
京都市北区にあります、MORIピッチングラボ代表の森です。
今回も、野球のピッチングにおけるヒントやコツをお伝えします。
今回のテーマは、「上体の突っ込みを改善する方法」です。
ピッチングでなかなか球速が上がらなかったりコントロールが悪かったり、そんな選手は上半身が前に突っ込んで投げていることが多いです。
ただ、「上体が突っ込んでいる」と言われたところで、実際に何をすれば改善するか分からないという方のために、今回はその方法をお伝えしていきます。
上体の突っ込みを改善することで、球速アップ・コントロールの改善に加えて、回転数やボールのキレの向上にもつながりますのでぜひ一緒に取り組んでいきましょう!
どうすれば突っ込みを改善できるのか?
では、さっそく練習しましょう。
今回は、350gほどのサンドボールを使います。
- 足を前後に大きく開き、前の足を投球方向に向けるようにします。
- 後ろから前の体重移動をしながら、ボールを真下に投げます。
このときボールを投げる位置は、
- 自分の足の1足半前
- 右投げの場合は前足の右斜め45度(左投げは左斜め45度)
の位置です。
突っ込みのない選手は、なんの問題もなく真下に投げられます。
ですが、上体の突っ込みがある選手は、ボールがかなり前の遠くの方へとんでいきます。
この練習を行うことで、上体の突っ込みがあるかないかを判断することもできます。
遠くへ飛んでいくのは、なぜなのか?
上体の突っ込みがある選手は、なぜ真下に投げられないのでしょうか。
結論から言うと、骨盤の回転が遅く、遠回りするからだと考えられます。
骨盤の回転が遅いと、回り終えるころには上半身が先に前に突っ込んでしまいます。
突っ込めば突っ込むほどリリースが早くなってしまうため、ギリギリまでボールを持っていることができません。
そのため、ボールを離すと前に飛んでしまう結果になります。
真下に投げられない場合は、、、
真下へ投げる練習をやっていてもなかなか改善しないという方は、はじめに「ここでボールを離すんだ」という形を作って、もう一度体を起こして投げてみて下さい。
一度形を作ることによって、意識してから投げることができるようになると思います。
出来るようになってきたら、
- 体重移動を入れる
- 軸足を振り上げる
と、徐々にレベルアップしてみて下さい。
この練習を行う上で大切になるのが、しっかりと投げる姿勢を作ることです!
真下に投げれれば、いいということではありません。
ごまかさずにしっかりと体重移動をして腕を振りきって、真下に投げれるようにしましょう。
まとめ
今回は、「上体の突っ込みを改善するための真下投げ」を紹介しました。
上体の突っ込みを指摘されることによって、「前にいってはいけない」という意識から体重移動ができなくなってしまったり、ステップ幅が狭くなってしまっては、十分なパフォーマンスが発揮できません。
頭の中でああしようこうしようと考えるだけでなく、実際に体を動かしながら改善していくことも大切です。
今回紹介した練習では、「真下に投げれれば突っ込みを改善できる」という分かりやすい指標があることで、大きく体を使いながら改善に向けて取り組むことができると思います。
ぜひ、日頃の練習に取り入れてみて下さい!
鹿児島県沖永良部島出身
鹿児島樟南高校で甲子園出場
京都市北区北野白梅町で、もり鍼灸整骨院を運営する傍ら、ピッチングラボを開設。
野球専門治療に始まり、ピッチングの指導を行う。
これまで全国3000人近くの選手や子供たちの指導に携わる。
ピッチングラボでは、野球で肩や肘を壊すことなく、長く野球を楽しんでもらうためのサポートをおこなっている。
MORIピッチングラボ代表
もり鍼灸整骨院 院長
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