【お父さんのための野球教室】野球脳を柔らかくして成長する
お父さんのための野球教室の桜井です。
技術論にはトレンドがある
野球の技術論は、都合よく使いこなして成長を続けようねという話。
技術論に対する考え方は、「そうするべき」より「それもあり」がいい。
というのも、技術論にはトレンドがあるから。
例えば、優れた打撃論があっても、それに対抗する投球論は必ず生まれる。
で、優れた打撃論は優れていない、と言われようになる。
20年程前、カーブなんて時代遅れの変化球という風潮があって、多くの投手は、スライダー系の速い変化球を身に付けた。
そして、打者たちはスライダー系の変化球に対応する打撃技術を身に付けた。
だから近年は緩急が重要だ、ってことになり、時代遅れの変化球と言われたカーブを使う投手が増えている。
打撃論で言えば、今、フライボール革命という大きなトレンドがある。
ゴロを打つより打球に角度をつけて飛ばすほうが、守備シフトの網にかからなくて打率があがるし本塁打が増えるぜ、という打撃論。
多くの打者たちが、打球に角度をつける技術を身に付けようとしている。
だけれども、すでに投手たちはフライボール革命の大トレンドに対抗するべく、高めのボールを多く使って空振りをとる投球術の習得を始めている。
今の自分に必要な技術とは?
こんな感じで、後出しじゃんけんを繰り返しながら、レベルアップをしているのが野球。
なので、特定の技術論に固執せず、やわらかい野球脳でいるのが良いんじゃないかな。
で、自分にとって、“今”最も役に立つ技術は何か?と探求を続けること。
イチローさんも、ずっと振り子打法だったわけじゃないよね。
技術は変化するし進化する。
技術を固定したとき、野球人の成長は止まるんじゃないかな。
この記事を書いた人桜井一
お父さんのための野球教室
1978年生まれ。奈良県出身。大学関西地方リーグで最優秀投手賞(’97年)、最優秀選手賞(’99年)を受賞し、野球部創設以来初の全国大学野球選手権大会に2度出場。最高成績はベスト8。東海地区、社会人野球の名門へ進み、社会人野球の甲子園である都市対抗野球大会に2度の出場。引退後は、人気野球指導ブログ「お父さんのための野球教室」を開設。体系的でわかり過ぎる野球指導法は小学生の保護者に爆発的な支持を得て、DVDや書籍化。現在も、ブログでの指導法の発信、高校野球の現場で学生野球選手のサポート活動を精力的に行う。
お父さんのための野球教室
1978年生まれ。奈良県出身。大学関西地方リーグで最優秀投手賞(’97年)、最優秀選手賞(’99年)を受賞し、野球部創設以来初の全国大学野球選手権大会に2度出場。最高成績はベスト8。東海地区、社会人野球の名門へ進み、社会人野球の甲子園である都市対抗野球大会に2度の出場。引退後は、人気野球指導ブログ「お父さんのための野球教室」を開設。体系的でわかり過ぎる野球指導法は小学生の保護者に爆発的な支持を得て、DVDや書籍化。現在も、ブログでの指導法の発信、高校野球の現場で学生野球選手のサポート活動を精力的に行う。
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