【少年野球】子どもにしてほしいことを正確に伝える方法とは?



お父さんのための野球教室の桜井です。

会話と対話

グラウンドから、この言葉を無くしたい。

「わかってねえな」

  • なぜ伝わらない?
  • どうしてわからない?

そんなイライラは、グラウンドで起こるほとんどのトラブルの元凶

で、「コミュニケーションとりましょうね」って誰かが言うのだけれど、それだけではちょっと物足りない。

まず理解しておくべきは、会話と対話。

そして、その違い。

会話とは、二人以上の少人数で話をすること。

「昨日はジャイアンツが勝ったよね」みたいな、何気ないやりとりも会話。

で、対話は会話のひとつなんだけれど、二人が向かい合って話すこと。

お互いが主役になり、お互いの考え方や思いを理解して、問題を解決するあるいは満足のいく結論を導き出したりする。

そんなコミュニケーションが、対話。

この対話が上手くできていないから、「わかってねえな」がグラウンドから消えない。

そう思ってる。

でも、対話はむずかしい。

だってボクたちは、なるべくなら相手と対立したくないと思ってるから。

関係を切り離す

特に、子どもはオトナや指導者と対立すれば、その立場がおびやかされる。

オトナがかわいいと思うのは、「ハイ!」と元気よく返事する子どもだ。

「あなたはそう言うけれどボクはこう思う」と言う子どもは、かわいくない。

で、「子どもはオトナの言うことを黙って聞くもんだ」となって、対話の扉は閉じられるチーン

だから、もしあなたが「子どもにして欲しいことを正確に伝えたい」と思うなら、そして対話の重要性に気づいているなら、やるべきことはただひとつ。

  • 大人と子ども
  • 親と子
  • 指導者と選手

その関係を切り離して、話をするべきだ。

すると、お互いが阿川佐和子のように聞く耳を持ち、黒柳徹子のように思ったことを言える。

そんな対話ができるようになる。

お互いの

  • 立場
  • 環境
  • 状況

を理解できるようになるから、

  • 問題解決
  • 良い結論

が、割と導き出しやすくなる。

対話は一人で完成しない

もちろん、対話はひとりの努力だけで完成しない。

けれど、まずひとりが努力しないとコミュニケーションは一方通行のままで、対面通行の対話にはならないよね?

だからね、まず、ボクたちから子どもに向けて対話をする努力を始めてみよう。

今日は、そんなお話。

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この記事を書いた人川端健太桜井一
お父さんのための野球教室
1978年生まれ。奈良県出身。大学関西地方リーグで最優秀投手賞(’97年)、最優秀選手賞(’99年)を受賞し、野球部創設以来初の全国大学野球選手権大会に2度出場。最高成績はベスト8。東海地区、社会人野球の名門へ進み、社会人野球の甲子園である都市対抗野球大会に2度の出場。引退後は、人気野球指導ブログ「お父さんのための野球教室」を開設。体系的でわかり過ぎる野球指導法は小学生の保護者に爆発的な支持を得て、DVDや書籍化。現在も、ブログでの指導法の発信、高校野球の現場で学生野球選手のサポート活動を精力的に行う。
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