【少年野球】自宅で簡単にできるバッティング練習方法



野球に限らずスポーツにおいては、ライバルより上手くなるためには普段の練習が大切です。

特に少年野球など年少期には、日課として積み重ねていくことで、成果が現れてきます。

その点、自宅で簡単に練習できればこれに越したことはありません。

当然、家族の理解、協力が必要となってきます。

気軽に自宅で簡単にできるバッティングの練習方法をご紹介します。

 

目次

  1. 素振りはバリエーションを持たせて行う
  2. バドミントンのシャフトや新聞紙を使ったティーバッティング
  3. バッティングのトレーニングをする
  4. まとめ

素振りはバリエーションを持たせて行う

バットの素振りはバッティングの基本ですので、自宅で実施している子どもさんも多いかと思います。

ただ黙々とやるのは、小学生にとってモチベーションの低下に繋がります。

素振りにはテーマを持たせて実施するのが効率的です。

・椅子に腰かけての素振り

椅子に腰掛けて上半身だけでバットを振ります。

これはスイングにおける頭の残し方をイメージさせるのに効果があります。

バッティングで「ボールを最後までよく見なさい」と言っても、頭が残っていなければできません。

・壁際に立っての素振り

壁から30~50㎝くらいの距離をとってバットを振ります。

これは脇を締め、インサイドアウトのスイング起動を体感させる目的で行います。

体の近くからバットを出し、フォロースルーを大きくとるスイングを心掛けさせます。

インコース打ちに効果があるのと、ドアスイングの端正に役立ちます。

・投手をイメージしての素振り

投手を頭に描いてコースを想定して、バットを振ります。

集中力を高める効果があります。

集中力を要するので回数は5~10回くらいが限度です。

大事なことは基本的な素振りと組み合わせて行うことです。

バリエーションを持たせるといっても、ひとつだけ取りあげて行うのはリスクが伴います。

例えば、椅子にすわっての素振りでは下半身が使えない点や、壁際の素振りはヘッドの遅れが危惧されます。

目的をしっかり理解させて行う必要があります。

従って、ひとつのメニューを行ったら、基本の素振りを行い、またひとつのメニューをこなしたら基本の素振りを行うことをお薦めします。

あくまでバリエーションを持たせて、モチベーションを下げずに素振りさせることが重要です。

バトミントンのシャトルを使う

自宅でできる最も効率のいい練習はティーバッティングです。

当然、家族の協力が必要となります。

室内で実施する場合は、普通のボールやスポンジボールは使えません。

そこで代替品として登場するのが、バドミントンのシャフトです。

これですと室内の家具を傷つけることなく、バッティング練習ができます。

しかもバドミントンのシャフトは、羽根部分とコルク部分とに分かれていて、コルク部分をミートしないとしっかり飛びません。

ミート力を養う効果があります。

ヤクルトの山田哲人選手が少年時代にやっていたことで知れ渡りました。

また高校野球でも、雨の日の室内練習に実施している学校もあります。

ただ至近距離からのトスで、シャトルが投げ手に直撃する場合もあるので、面のようなものを装着して実施した方がいいですね。

また身近なものでは、ワインのコルクか消しゴムをシンにして、新聞紙を丸めてボール状にしても可能です。

バッティングのトレーニングをする

室内でできる簡単なバッティングのトレーニングもお薦めです。

・バットで8の字を描く

バットを下に構えて8の字を描くようにこねます。

手首を柔らかくする効果があります。

・腕だけのスイングでリストの返しの感覚を掴む

バットを持たずに、右打者なら左手を上にしてへその前で両手を合わせます。

スイングするように、そのままトップの位置まで持っていき、スイング同様、振り下ろします。

へその前にきたら、手を逆転させ背中近くまで持っていきます。

これはインパクトの手首の返しをイメージしたトレーニングです。

・ピンポン玉のリフティング

バットを正面に水平に構え、ピンポン玉でポンポンとリフティングします。

これは全くの遊び感覚ですが、ボールに対しての集中力を養います。

これ以外にもまだまだバットを使ったトレーニングはありますが、自宅でできる練習の基本は素振りとティーバッティングです。

最近では練習器具も市販されているようですが、大事なことは毎日の日課として行うことです。

そしてやみくもにやるのではなく、「ここを鍛えるのだよ」としっかり目的意識を持たせることです。

時にはモチベーションを保つために、遊び心も必要となってきます。

まとめ

家でできる簡単なバッティング練習方法をご紹介してまいりました。

子供さんにコツコツやる日課の大切さを植え付けることが大事です。

子供さんは大なり小なり、上手くなろうという意識を持っています。

そうした意欲を引き出すためにも、自宅練習は重要です。

成果がすぐに現れない地味な練習こそ、上達の近道かもしれませんね。

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