田口壮のバッティング上達理論「タイミングの取り方とコツ」
一般的に使われているバッティングの練習方法には、
実はやればやるほど、下手になってしまう落とし穴があるんです。
例えば、あなたは自分のお子さんに、
スイングがバラバラだったり、ティーバッティングで空振りが続いた時、
こんな指導をしたことがないでしょうか?
「1で足を上げて」
「2でステップして」
「3でスイング!」
「じゃあ、続けていくぞ! 1・2・3!ビュン!」
「よし、ボール投げるぞ、1・2・3!」
なかなかタイミングが合わない低学年の選手や野球を始めたばかりの選手に対しては声をかけながらボールを投げてあげることで、バットとボールが合わせやすくなることがあります。ボールとタイミングを合わせるうえで効果的な練習だと思います。
他にも、チーム全体でスイングする時「1・2・3!」「2・2・3!」とタイミングを声に出すことで全員のスイングが揃います。この時、「1で足を上げて」「2で割れて」「3でスイング」と各番号で行う動作が決まっていてそれを選手が理解しているのでスイングが揃うわけです。
ただこのタイミングの取り方に落とし穴があるとしたら、それでも、あなたはお子さんにこのタイミングの取り方を続けますか?
「そのタイミング(1・2・3)の取り方の小さなズレが積み重なり、打てない原因になってしまう。」と田口コーチはおっしゃいます。
ズレとは、1と2と3の動作の間に必ず「時間、間(ま)」が出来てしまう。
小さな「間(ま)」が積み重なってやがてジャストミートできるか空振りするかの違いになるほどの「差」になっていくのです。
関西学院大学時代に通算123安打を放ち、関西学生野球連盟の史上最多安打記録を樹立。1991年ドラフト1位でオリックス入団。広角に打ち分ける打撃技術、ゴールデングラブ賞5回の堅守で1995年・1996年のリーグ連覇に貢献。オリックスの一時代を築く。2002年からMLB。8年間で、カージナルス、フィリーズ、カブスの3球団を渡り歩き、得点圏やここ一番での勝負強いバッティングで、2006年ワールドシリーズ優勝に貢献。2008年にもフィリーズで優勝し、2度の世界一に輝く。2010年オリックス・バファローズで日本球界に復帰。2013年に日米通算20年の現役生活を終え、野球解説者を経て、2016年からオリックス・バッファローズ二軍監督に就任し若手育成に尽力。2019年からは一軍野手総合兼打撃コーチで得点力アップを図る。 |
あなたの教え方一つで、同じ時間をかけて練習しても上達度に差が出てしまうからこそ、
日米で20年間プレーした田口コーチがお父さんコーチにどうしても伝えたい内容がここにあります。
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