【少年野球】バッティング練習方法「ノックのススメ」
「バッティング練習方法」低学年の子供達にノックを!
ノックを取り入れましょう!っといっても守備練習ではありません。
そうノックを打つ方ですね。
ティーバッティングではなく、フリーバッティングでもなくノックです。
なぜ、受けるのではなくノックを打つのか?
筑波大学の川村監督も野球教材の中で紹介して頂きましたが、
特に小学生に効果的だと思うのは、前から飛んでくるボールではなく自分でトスしたボールを打つということです。
前から投げられたボールを打つことは、初心者にとっては難易度が高い作業です。
それだけなら、置きティーで止まっているボールを打つのもいいんですが、
ノックのいいところは、「タイミング」と「空間認識能力」を身につけることが出来るからです。
「バッティング練習方法」ノックで身につく「空間認識能力」
ノックで身につく「空間認識能力」とは?
「空間認識能力」とは、物体の位置・方向・姿勢・大きさ・形状・間隔など、物体が三次元空間に占めている状態や関係を、すばやく正確に把握、認識する能力のこと。
ノックは自分でトスしたボールを打ちますから、当然打ちやすいところにトスをしようとします。
どの辺にトスを上げれば、打ちやすいのか?
前か後ろか?
右か左か?
上か下か?
三次元をイメージしながら、考えて練習するようになります。
そうしないと打てませんからね(笑)
そして、「タイミング」も学べます。
どのタイミングでトスを上げればバットが間に合うのか?
これを先ず考えないと、いつまでも空振りします。
実際にノックを低学年の子供達にさせると、かなりの確率で空振り連発です。
しかし、やっているうちに段々と当たるようになり、しっかり打てるようになってきます。
時間はかかりますが、ほんとにおすすめも練習方法なんです。
ノックのメリットは、まだあります!
・一人でネットに向かって打てば、スペースがいらない。
・投げ手がいらない。
・上手くなれば、ノッカーとして守備練習にもなる(笑)
「バッティング練習方法」ノックの具体的な練習方法
具体的な練習方法です。
・ネットに向かってノックをします。
・打てるようになったら、今度は打球を指定します。
ゴロ・ライナー・フライ この3種類を打ち分けられるように練習します。
・強弱をつける。
・トスはどちらの手で上げても大丈夫です。
以上のことに気を付けて練習を行いましょう。
打球の種類を打ち分けるまでには、かなり時間がかかりますので、
根気よく短い時間でも構いませんので、継続して行ってください。
「バッティング練習方法」ノックのススメまとめ
まとめると
小学生、特に低学年の子供達にはノックは有効な練習方法の1つです。
「タイミング」と「空間認識能力」が身につきます。
これらは、バッティングにおいて、大変重要なスキルですので、
バッティング練習に、ぜひ「ノック」を取り入れてみましょう!
練習効率もあがります。チーム全員が名ノッカーになれば、驚きの強打線が出来上がるかも。
今回は、【少年野球】バッティング練習方法「ノックのススメ」でした。
この記事を書いた人長田真樹
2011年~2021年、京都学園大学・京都先端科学大学硬式野球部コーチを歴任、リーグ優勝春秋通算10回・全日本大学選手権大会6回出場・明治神宮大会1回出場。
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