【少年野球】バッテイング・ミート力とスイングスピードを同時に上げる練習法
インサイドアウトを身に着ける
お父さんのための野球教室の長田です。
今回はバッテイング練習です。
少年野球や学童野球でも、小学生の低学年や初心者の子供たちが、
バッテイングの重要な要素である、インサイドアウトのスイング軌道を身に着ける練習方法をご紹介します。
理想のスイング軌道と呼ばれるインサイドアウト。
インサイドあうとは、まず、グリップが先に体の近く(イン)から出てきて、ヘッドが遅れて体から遠く(アウト)へ出ていくスイング軌道をいいます。
このスイングを身に着けるためには、腕の動き「アームワーク」の習得が大切になってきます。
今回は筑波大学硬式野球部の川村監督の「アームワーク」を習得するドリル「アームワークボールスロー」をご紹介します。
アームワークボールスロー
インサイドアウトのスイング軌道を再現するための「アームワーク」ドリル、「アームワークボールスロー」。
このドリルでは、後ろ手の肘の動きと、前の手の動きを同時に習得することができます。
用意するのは、サッカーボールやドッチボールのような、少し大きいボールです。
軽めのメディシンボールでもOKです。
練習方法を右打者のケースで説明します。
右手を下、左手を上にしてボールを持ちます。
そして、右肘を90度に曲げて脇を閉めてテイクバックするようにボールを体の右側へ。
左手は伸びた状態ですね。
そこから、今度は、ボールを左に送りながら、身体の中心で右手と左手を上下入れ替えます。
入れ替えたら、今度は左の肘を90度の曲げて左の体側につけます。
これを左右で往復しながら腕を入れ替える動きを習得していきます。
子供でも簡単
この「アームワークボールスロー」は、低学年の小学生にも簡単に出来るドリルでしかも効果が期待できます。
小学生にインサイドアウトの腕の動きを説明しても、再現するのは難しいものです。
このドリルなら、ボール1つあれば、理想的な腕の動き、肘のたたみ方まで習得することが出来ると思います。
あまり説明もいりません。
指導する時、マネをしたらすぐ再現できるようなドリルを選ぶと効率的でしかも効果が高いです。
特に低学年の子供たちには、説明はなるべく短い方がいいですよね。
前で見本を見せてあげれば終わるのが理想的です。
動画でチェック
筑波大学硬式野球部の川村監督の解説動画を見て、実際にやってみてください。
ドリルのポイントをチェックしながら、動いていただくとより理解が深まると思います。
動画はこちら↓
この記事を書いた人長田真樹
2011年~2021年、京都学園大学・京都先端科学大学硬式野球部コーチを歴任、リーグ優勝春秋通算10回・全日本大学選手権大会6回出場・明治神宮大会1回出場。
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