【少年野球】守備への考えがガラッと変わったアドバイス
みなさん守備をしているときに「腰が高い」「あごが上がっている」と指摘を受けたことありますか?
体勢を低くしようと意識していても、低く速いゴロが来ると意識と反して腰が浮いてしまって、怒られたことがある人も多いと思います。
これを克服するだけで守備力は大きく上がります。
試合中、守備に不安があると体が動かずミスに繋がります。
守備でミスをすると打撃にもいいリズムで向かえず、いい結果が残せないでしょう。
逆に守備に自信を持ちいいプレーをすれば打撃、走塁と思い切ったプレーができるでしょう。
今回は、甲子園でショートを守った経験もある私が高校時代に先生から教えていただいて、守備への考えがガラッと変わったアドバイスを紹介します。
アドバイス
私もゴロを捕球する時「腰が高い」「あごを引け」と何度も言われましたが、頭ではわかっていてもなかなか体がついてきませんでした。
何度練習しても悪い癖がつく一方でコツを掴めずにいると先生から 「ボールの下半分を下から覗き込むように見ろ」とアドバイスを受けました。
この一言で私の守備力が大きく向上しました。
実際にゴロが飛んできてボールの下半分を下から覗き込むなんていうのは無理です。
地面に寝転がらないと下から覗き込むなんて不可能ですね。
そこまでする必要はありませんが、このアドバイスを意識するだけで腰を低く捕球体勢に入り、あごを引いて捕球することができます。
この視線の持っていき方にどの様な効果があるのか説明します。
効果①
まず、ボールの下半分を見ることにより腰が低くなります。
何故かというと、当たり前ですがボールを上から見たら下半分は見えません。
下半分を見るためにはボールと同じくらいの高さから見ないと見えませんよね。
これを意識することにより低い体勢をキープでき、着地面をよく見ることによりイレギュラーバウンドにも素早く反応することができます。
低く速い打球ほどしっかりボールを見て捕球体勢に入りましょう。
効果②
次にボールを下から覗き込むことによってあごが上がりません。
何故かというと、ゴロを下から覗き込むのは先程も書いた通り物理的に無理ですが、
できる限り下から覗き込もうとしたときに、あごが上がればそれだけで上から見下ろすことしかできなくなります。
下から覗き込むことを意識することによりあごが上がることなく、最後までボールから目を離さずに捕球体勢に入ることができます。
注意点
一つ注意する点は、ボールを見ることに集中しすぎて足が止まってしまったらバウンドの変化についていけません。
しっかり足を動かし体が固まらないようにして、捕球体勢に入りましょう。
まとめ
これらの理由から「ボールの下半分を下から覗き込む」を実践すると腰を落としあごを引いて、最後まで目を離さず捕球することができます。
色々やることが多くて頭で考えすぎて肝心の捕球や捕球後の動き、試合のシチュエーションなどが抜けてしまっては意味がありません。
この視線の持っていき方一つ意識することにより捕球に対する体勢を作ることができます。
これはゴロを捕球する基本の形になりますので、この形をしっかり体に叩き込むことによって、その後の守備力向上にも繋がります。
難しい動作や感覚が必要なことではありませんので、明日の守備練習の時に少し試してみてください。
打球もよく見えて、しっかり捕球した!という感覚が残ると思います。
この視線の持っていき方で守備力アップ!守備に自信を持って鉄壁の守りでチームに貢献しましょう。
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