【少年野球】ボールへの恐怖心
教材購入者の方からこのような質問をいただきました。
【質問】
現在低学年のほうのコーチとして活動しています。
そこで難しいと感じていることは、が二つあります。
1.ボールに対しての恐怖心が抜けない子が多いこと。正面にきているボールをよけます。
2.ピッチャーで、練習ではばしばしストライクがはいるのに試合ではなかなかストライクがはいらないこと。
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■捕球能力をあげて怖いと感じるスピードの上限をあげていく
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ボールに対しての恐怖心は、自分の捕球能力を超えるスピードでボールが来ることを理解している証拠でもあります。
私たち大人でも、至近距離から強烈なノックを受ける場合などは、恐怖心がはたらきます。
そのとき、私たち大人ならどうするでしょうか?
無理に正面に入ることはしないはずです。
自分の体とボールとの距離をとって、極力安全な状態を確保してボールを捕ろうとします。
こどももそれと同じで無理に正面に入るのではなく、右投げなら体の左側でボールを捕る、左投げなら体の右側でボールを捕らせてあげてください。
無理に正面に入ることを強制しても余計に恐怖心を助長してしまうこともあります。
ボールの正面に入るということは、ボールに対しておへそを向けるということです。
ホームベースに対して体を正面にするといことではありません。
また捕球技術を上げるためのひとつの方法として、やわらかいボール(ビニール製のボールやスポンジ製のボール)で捕球練習するのも効果があります。
柔らかいので恐怖心はほとんどないです。
そして何より、やわらかいボールを捕ることはとてもむずかしいです。
きちんとグラブのポケットに入れないとボールがグラブからこぼれてしまいます。
柔らかいボールで恐怖心なく捕球能力をあげていくことで、怖いと思ってしまう
ボールのスピードの上限を上げていくことができるはずです。
また、柔らかいボールよりも重みがある硬いボールの方がポケットに入りやすく、捕りやすいとも感じるようになります。
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■修正する習慣を身につける
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練習では良いのに、試合になるとストライクが入らないことはよくあります。
原因は様々ですが、修正する練習を繰り返し行うことで抑制することができます。
修正するというのは、思った所にコントロールできなかったときの、次のボールに集中する意識を強く持つことが土台になります。
大切なことは、同じミスを2球続けないということです。
ミスは誰にでもあります。
2球続けると心理的に「あれれ?」となり、3球目になると「どうしよう」となります。
この状態を作らないために、ミスした次の球に集中を強くします。
例えば高めにボールが浮いてしまった時、次の球はワンバウンドになるくらいの低めの球を強く意識して投げることを心がけて下さい。
その球がワンバウンドになってもOKです。
それは同じミスではないからです。
その繰り返しによってジャストの感覚に近づいていきます。
何も考えず、何も工夫せず、同じ意識で投げていては修正力が身に付きません。
練習のときは、それに気づきませんが、試合では「あれれ、どうしよう」となってしまい、どんどん焦りに変わっていきます。
焦りは色々な思考によりもたらされます(どうすればよいのか、怒られるなど)。
次の球に集中する癖をつけておけば、余計な思考を生むこともなくなります。
練習のときに、コントロールミスしたときに、「次の球をしっかり意識して投げてみよう」と声をかけてあげてください。
何度も繰り返し意識することで、習慣づいてきます。
その習慣が試合でもでてくれば、粘り強く崩れにくい投手になっていきます。
コントロール良く投げるための投げ方はコチラをご覧ください。
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