腕を大きく使って投げてしまう選手に足りないものとは?
間一髪のプレー。
特に相手に得点が入るか、
それとも阻止できるかが決まるバックホームへの送球は
0.1秒を争うプレー。
得点を阻止するには、捕ってからボールを投げるまでを
いかに早くできるかが重要になり、
また、捕ってから早く投げるためには
ムダな動きをなくして小さい動作で素早く投げる必要があります。
捕ってからのモーションが大きく、
投げるまでに1秒かかるA選手と
捕ってからのモーションが小さく、
投げるまでに0.5秒しかかからないB選手を比べると、
0.1秒を争うプレーでは
この0.5秒の差で相手に得点が入るか、
それとも阻止できるかが左右されます。
さらに、タッチプレーでアウトにしなければいけない場合は、
早く投げるだけではなく、タッチしやすいところに
ボールをコントロールする必要もあります。
つまり、「より早く正確に送球する」ということになりますが、
そんなことは、どの選手もわかっていることですよね。
モーションが大きくて投げるまでに1秒かかるA選手も
できるだけ早く正確に送球しようと思って一生懸命プレーはしています。
でも、早く投げようとしていても結果的にモーションは大きくなって
投げるまでに時間がかかってしまう。
「モーションを小さくして素早く投げろ!」とアドバイスしても
A選手のモーションが大きくなるクセは直らない。
では、このA選手には
何を教えてあげることがベストなのか?
「縦振り理論」の提唱をされているスポーツ強育家の榊原さんは言います。
「早く投げようとしてもモーションが大きくなる選手は
スナップスローが上手くできていない」と。
スナップスローとは、ピッチャーのように
テイクバックをとったモーションの大きい投げ方ではなく、
投げるまでの腕の動きをできるだけ小さくして
スナップを使って投げる方法です。
スナップスローは、ボールを離すリリース時に
指先でボールにしっかりと回転を加えることで
小さい動きでも伸びのある速いボールを投げることができる特徴があります。
A選手には、このスナップスローを実現するための
リリースでボールに回転をかける感覚が欠けているのです。
スナップスローができない分、
「腕の動きを大きくして投げなければバックホームまで
ボールを投げることができない」ということがA選手の体の中で起こっています。
つまり、ムダな動きをなくして
モーションが小さく素早く投げるためには、
「スナップスロー」をまず、
習得する必要があるということです。
このスナップスローは
ボールを投げるリリース時の指先の感覚の話しなので
選手に伝えることが
非常に難しい部分ではありますが、
実は、「あるボールの握り方」で練習することで
スナップスローに必要な感覚を養うことができます。
コチラの動画をご覧ください↓
ビーレジェンドプロテイン「スポーツ&ウェルネス」の 詳細はこちら