「体重移動」を効率的に体得する方法
こんばんは!
お父さんのための野球教室の桜井です。
ここ2、3日気温も上がって、
いよいよ野球シーズンという感じ。
ピッチングも試合に向けて、
調整や修正の段階ですよね。
そんな中で、こんなメールの
やり取りが役に立つかもしれません。
【ご質問の内容】
はじめまして。
私には少年野球をしている小学
3年生の男の子がいます。
親子でDVDを
拝見させていただきました。
非常に参考になりました。
早速、質問ですが、子供の投球
フォームで、タメが上手く出来ません。
後ろに体重が残ったまま投げています。
初心者の女の子が投げるような、
後ろに体重が残ったまま投げています。
何度 DVDを参考にして子供に
アドバイスしていますが、
なかなか上手くいきません。
何か良い方法はありますか?
アドバイスよろしくお願いします
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■回答内容
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体重移動がうまくいかない時の
確認ポイントと改善方法を2つ。
■踏み出す時、両肩ラインの傾きをみる
体重移動を軸足に体重が残って
しまう要因の一つが「肩の下がり」。
利き腕の肩が下がると、上半身が
セカンド方向に傾むいてしまって、
軸足に体重が残りやすくなります。
そのメカニズムはこうです。
利き腕の肩が下がった状態で足を
踏み出すと、上半身が傾いたまま
では投げにくい。
だから両肩が水平になるように
上半身を起こす必要が生じます。
そのため体重移動(下半身の
スライド動作)よりも
上半身を起こす作業が優先されます。
すると、上半身を起こしたときには
腕を振るタイミングが来てしまう。
だから体重移動ができないまま
腕を振らなくてはいけない。
つまり軸足に体重が残るというわけです。
肩が極端に下がっている場合もあれば、
少し下がっているという場合もありますが、
踏み出し始めたときの両肩のライン
の傾きをチェックしてみてください。
で、そこで肩が傾いている場合の
改善方法がこれ。
■改善1「両肩ラインを水平にして踏み出す」
足を上げた時点では、
両肩のラインは水平になっていると
思います。
後はそのまま踏み出すだけ。
上半身をセカンド方向に傾けると、
軸足に体重は乗っているように
思えますが、
実は十分に体重が乗っていない。
その証拠に、
足の裏には、地面を押している
強い感覚がないはずです。
踏み出すときに「軸足の裏で地面
を押している」という感覚を得られれば、
軸足に体重が乗っている
ということになります。
で、その感覚を得るために、
両肩のラインを水平にする。
そうすれば、踏み出した後に
上半身を起こす必要がないので、
体重移動をしやすくなります。
■改善2「動作を2つに分けて練習する」
体重移動が一連の動作で
上手くいかない場合、
「足を上げて踏み出すまでの動作」と
「体重移動からリリースまでの動作」の
2つの動作に分けると体得しやすいです。
自宅でのシャドーピッチングや
キャッチボールをするときに、
踏み出したときに動作を止めてみる。
で、その後に体重移動をして
上半身を捻ってリリースする。
2つの動作に分けて3球ほど投げて、
その後一連の動作で1球投げる。
というアプローチで体重移動に体を
慣れさせてあげる。
そして一連の動作では、
2つの動作のつなぎの部分に
集中する。
そうやって意識する動作を分けて
あげることで体重移動のマスターが
効率的になります。
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