【少年野球】投手トレーニング サイドステップ
投手トレーニング サイドステップのススメ
今回は投手のトレーニングを1つご紹介します。
これは、筑波大学の川村先生に教えて頂いたメニューです。
「サイドステップ」
えっ、横に歩くの?
そうです!サイドにステップするだけです。
しかし、この簡単そうな動作が実は効果が高いんです。
メニューの前に1度実験してください。
自宅でも、公園でもかまいません、10mくらいの直線を書いてください。
その線の端から、その直線の上を再度ステップで歩いていきます。
カニ歩きですね。
「そんなの誰でもできるよ!」って思いますよね?
ではここがポイント!
目を閉じて歩いてください!
投手トレーニング サイドステップが有効な理由
実験の結果を発表しましょう!
やればわかりますが、線上を真っ直ぐ歩ける人はかなり少ない。
もしかしたら、チームにはいないかも。
90%以上の人が内側に曲がっていくことでしょう。
私の経験では、小学生から大学生まで実験しましたが、真横に完走した選手は0人でした(笑)
関節の可動域、筋力、平行バランス、いろんな個人差が出てきます。
知らず知らずに真横にステップしたつもりでも、少し内側にステップしているんです。
このサイドステップを投手の動きに当てはめると・・・
そうです、内側にステップしてしまうのは、投手でいうとインステップ。
人間は、もともとインステップしやすい身体をしているのかもしれませんね。
インステップでも、コントロール良く、スピードのある投手はいます。
ケガが心配されるほど、極端でなければ修正する必要はありませんが、
特にコントロールに問題があるのであれば、簡単ですが、このサイドステップをやってみてください。
開きが早いといわれる投手にもおすすめです。
投手トレーニング サイドステップの練習方法
具体的な練習方法です。
・直線を10m程度引きます。
・その線上を横歩き
・端まで行ったらそのまま逆に戻りましょう。
・目は開けたままで。
・3往復したら、今度はステップした足のつま先を進行方向に向けて線上に着地します。
・ピッチングに近い動作でステップして3往復
これを1セットピッチングの前でも、キャッチボールやアップの時でも構いません。
毎日、目を通してできるようになるまで続けてください。
投手トレーニング サイドステップまとめ
簡単すぎる動作かもしれませんが、コントロールの精度をあげたり
ブレにくい動作をつくるうえで、効果のあるトレーニングです。
地味で単純な動きほど奥が深いものです。
一つ一つ確実に身体に落とし込みましょう!
今回は、投手トレーニング サイドステップをご紹介しました。
この記事を書いた人長田真樹
2011年~2021年、京都学園大学・京都先端科学大学硬式野球部コーチを歴任、リーグ優勝春秋通算10回・全日本大学選手権大会6回出場・明治神宮大会1回出場。
ビーレジェンドプロテイン「スポーツ&ウェルネス」の 詳細はこちら