上半身の姿勢をまずは見直してください。
教材購入者の方からこのような質問をいただきました。
【質問】
お陰で息子達の肘肩痛も冬のうちに完治し、今春から張り切って練習しています。
しかし、小学6年の双子の息子の異なるところに気になることが1つずつあります。
兄:投球時、腕を振り投げる時も、クイックで投げる時も後頭部の後ろに手がくるとこまでは問題ないのですが、踏み込んで投げる時に手が後頭部から離れ肘が下がってしまいます。
弟:投球時、体重移動を意識しすぎているのか、全体的に投球動作が遅くなり踏み込んだ脚の膝が本塁方向に突っ込んでしまいます。
これにより球に勢いがなくなってしまいます。
体格も大きくなりいい球も投げるようになってきたのですが、この2点が気になっています。
DVDを見直したり、本人達も見たりしているのですが、私もどのように教えていいのか解らず困っています。
中途半端に教えて余計にひどくなってしまってはダメなので質問させていただきました。
お忙しいところ申し訳ありませんが、よい修正方法があればご教示いただければ幸いです。
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■ 上半身の姿勢をまずは見直す
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まずお兄さんについてです。
肘が下がってしまう殆どの場合は肘が下がるのではなく肘が上がらない状態を作ってしまっています。
自分では肘を上げたくても(上げていると思っていても)、上がらない状態です。
この場合、上半身の姿勢をまずは見直す必要があります。
上半身の姿勢が猫背のような状態になっていたり、逆に反り返ったようになってはいないでしょうか?
まずは足を上げたポジションから踏み出して腕を振るまでの間、上半身の姿勢を正してみて下さい。
そうすると腕の可動がスムーズとなり肘を上げる環境が整います。
シーズンに入ってどんどん投げていくと、力みや疲れが原因となり姿勢が徐々に崩れていきます。
定期的に姿勢を見直してみて下さい。
次に弟さんです。
体重移動をしている時の上半身の向きをチェックしてみて下さい。
膝が突っ込んでしまう場合、上半身の開きが早くなっていることがあります。
そうすると、せっかく体重移動で踏み出した足に体重が乗っても、上半身が先に開いてしまっているので、その体重(力)を使うところが無くなってしまいます。
そのため踏み出した足の膝はホーム方向へ力を逃がしてしまうしかなくなってしまいます。
ですから、この力のロスをなくし全ての力をボールに伝えるためには、出来る限りギリギリまで上半身の前面(正面)は右投手ならサード方向を向いた状態を維持する必要があります。
その際もお兄さんと同じように真っすぐな姿勢を保つことが開きを抑えるためのコツとなります。
この部分で悩まれるということは、かなり体重移動に取り組まれており、マスタ-までもうすぐというところまで来られています。
マスターするまでは非常に難しいかもしれませんが、逆上がりと同じで一度出来ればコツがつかめますので、辛抱強く取り組んで下さい。
また経過教えて下さい。
体重移動についてはこちらで詳しく解説しています。
⇒ http://www.1baseball-club.com/field_01/
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