一塁ランナーを見難い時の対応
教材購入者からこのような質問をいただきました。
【質問】
息子が小4でピッチャー(右)をやっています。
息子が言うには
1.一塁牽制の時、セットから一塁ランナーのリードが見えにくいというのです。良い方法はあるのでしょうか?
2. それとプレートを踏んだまま投げる牽制の時ですが、プレート前に穴がほれていて軸足がひっかかり投げにくいと言います。
たしかに少年野球はけっこう穴があいているんですよね。なにか良い方法はりますでしょうか?
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■ 一塁ランナーを見難い時の対応
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セットポジション時は意識して肩の力を抜くよう心がけて下さい。
ランナーを見ようとすればするほど、知らない間に力が入っていて肩が上がってしまっていることがあります。
肩が上がると余計に首が回らなくなり、ランナーが見えにくくなってしまいます。
息をゆっくりと吐きながら力を抜いて、肩を落としてあげることで首周りを楽にしてあげて視界を確保してあげましょう。
また、当然(右投手の)セットポジションでは一塁ランナーに背を向けている状態で、首の回転も限界があり、ある程度は見えにくいのは仕方ありません。
ランナーがどのくらいのリードをとっているかを確認する方法はいくつかあります。
●上記のようにセットポジション時に肩の力を抜いて視界を拡げる方法
●プレートを素早く外して確認する方法
●ランナーを見ながらセットポジションにつく方法
●捕手や野手からサインをもらう方法
などがあります。
これらすべてを使いながら一塁ランナーの対応に取り組んでみて下さい。
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■ 掘れ過ぎたマウンドでの牽制の対応について
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私もこの状況は何度も経験しました。
掘れる場所にゴムプレートなどが入っていれば良いのですが、場合によっては足首が見えなくなるほど掘れてしまうグラウンドもありました。
この対応はピッチングでも同じですが、まずは少し時間をかけてでも、足で穴に土を入れ固める作業を行って下さい。
牽制はどうしても足を回転させるので、穴でひっかけると足首の怪我につながることもありますし、悪送球をしてしまうこともあります。
あまりにも柔らかい土で、固めても固めても掘れてしまうマウンドでは場合によっては、プレートから足を外して行う牽制に切り替えることも必要です。
色々な状態のグラウンドがありますので、牽制のバリエーションを増やしておくことも大切なことです。
プレートから足を外さずに投げる牽制、足を外す牽制、他にはボールを長く持って(牽制球を投げなくても)ランナーを牽制する方法もあります。
こういった牽制のバリエーションを増やしておくことも非常に有効ですので、投球練習時に取り組んでみて下さい。
牽制球についてはコチラの映像をご覧いただければご理解いただけます。
⇒ http://www.1baseball-club.com/field_02/
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