【少年野球】リリース感覚を磨く練習方法
急にボールが垂てしまう
昨日、外部コーチをしている大学の硬式野球部の練習に参加していたとき、一人の投手が目に留まりました。
いつもの伸びのいいボールを投げるのに、キャッチボールのボールが相手の手前で明らかに失速して垂れている。
どうしたのかな?と思って、本人に聞いてみました。
「イメージ通りのボール投げられてる?」
そうすると、「ここ数日ボールが指に掛かっている感覚がない」と話してくれました。
このケースは、意外に起こっていると思います。
大学生に限ったものではありません。
小学生でも今日は、いつもよりボールが走ってないなぁ。という日があると思います。
ここをチェックしてください
そんな時、チェックしてもらいたいポイントがあります。
それは、リリースのあとの指です。
リリースを過ぎた指先を見てください。
指び掛かっていないリリースをしている投手の指は、人差し指と中指が伸びていることがあります。
これは、リリースの時、指先で押しているだけの可能性があります。
指に掛けるのと、押すのとでは、回転のかかり方が違ってきますので。伸びるか垂れるかの差になってきます。
指に掛かっている投手の指は、リリースを過ぎた時、まだボールを握っているかのように曲がっていると思います。
練習方法
さて、このボールに指が掛かっていないリリース感覚を取り戻す練習方法をご紹介します。
特に、リリースのあと指が伸びている投手は試してみてください。
まず、ボールを3本の指で握ります。
指先を縫い目(山)にあてて、3本の指でバランスよく握ります。
そして、逆の手で握ったボールを引っ張って抜こうとしてください。
握った手のほうは、ボールを取られないように指先に力を入れて耐えましょう。
時間は3秒間。
3秒たったら、少し指先の力を緩めて、ボールがギリギリ抜けるように力調整します。
これを10セット行います。
このとき、指の力は少し緩めますが、伸ばさないように注意してください。
ボールが抜けてもまだボールを握っているような手の形になるようにしましょう。
まとめ
リリースの感覚は、毎日少しずつ変化します。
変化が大きくなると、急いボールの伸びがなくなることがありますので、注意が必要です。
投げる前に10回、時間はかかりませんので、試してくださいね。
今回は、リリース感覚を磨く練習方法をご紹介しました。
この記事を書いた人長田真樹
2011年~2021年、京都学園大学・京都先端科学大学硬式野球部コーチを歴任、リーグ優勝春秋通算10回・全日本大学選手権大会6回出場・明治神宮大会1回出場。
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