【少年野球】ピッチング・腕の振りを修正したときの落とし穴



教材購入者の方からこのような質問をいただきました。

【質問】

私には、中学2年生と小学3年生の息子がいます。

二人ともピッチャーをしているのですが、今ひとつコントロールが安定しません。

右ピッチャーなのですが、右バッターの外角へボールが切れていきます。

また、それを意識しすぎると、内角の高いところへ行きます。

やはり、シュートをなげるような投げ方をさせたほうがよいのでしょうか。

なにか良いアドバイスを御願いします。

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■ 腕の振りを修正したときの落とし穴
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「右バッターの外角へボールが切れていきます。

また、それを意識しすぎると、 内角の高いところへ行きます。

という場合、腕の振りから修正していくと、一時的に制球出来ても必ずまた同じ状態に戻ってしまいます。

腕は同じ動きを何度も繰り返ることが出来ないという自身の経験があるからです。

腕の振りはそれまでの動作の仕方に影響されますので、その前の動作をきちんとした状態にしてあげれば、それに連動して腕の振りも良い方向へ向かっていくようになります。

今回のケースでは踏み出した足への体重のかけ方(乗せ方)の意識を少し変えてみて下さい。

踏み出した膝頭がホーム方向に対してまっすぐに向かっていくイメージをもって、体重をかけてみてください。

踏み出した足の内側に力をいれ、全ての体重で踏み出した足を地面に押さえつけるように乗せてみて下さい。

腕はその踏み出した足の膝の横めがけて振り下ろすだけです。

シュートを投げるように意識をすると、必ず軸足に体重が残ったままになり体が捻り切れず、同じ状態もしくはそれ以上に制球を乱してしまいます。

一度踏み出した足の膝への意識改善に取り組んでみて下さい。

 

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この記事を書いた人川端健太桜井一
お父さんのための野球教室
1978年生まれ。奈良県出身。大学関西地方リーグで最優秀投手賞(’97年)、最優秀選手賞(’99年)を受賞し、野球部創設以来初の全国大学野球選手権大会に2度出場。最高成績はベスト8。東海地区、社会人野球の名門へ進み、社会人野球の甲子園である都市対抗野球大会に2度の出場。引退後は、人気野球指導ブログ「お父さんのための野球教室」を開設。体系的でわかり過ぎる野球指導法は小学生の保護者に爆発的な支持を得て、DVDや書籍化。現在も、ブログでの指導法の発信、高校野球の現場で学生野球選手のサポート活動を精力的に行う。
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