【少年野球】ピッチング練習・毎日投げるのに適度な球数とは?



質問 毎日投球するときの適度な球数

教材購入者の方からこのような質問をいただきました。

【質問】

息子は小学6年生でリトルリーグのピッチャーをしております。

ひいき目に見てるかもしれませんが神奈川のリトルリーグの6年生では指折りのピッチャーだと思います。

最近は日がかなり伸びて仕事が終わって家に帰ってもまだ明るくキャッチボールもできるぐらいです。

このところ毎日のように私が帰宅するとピッチングの練習がしたいと40球~80球、ときには100球を超える球数を投げ込みます。

息子が練習熱心なのは嬉しく思いますが小学6年生の子供が毎日のように上記のような球数を投げるのは少し不安です。

投げすぎで肩や肘を壊したりする原因になるようなら自重させなければと思っておりますがご意見をお聞かせください。

また、毎日投げるなら適度な球数や投げたあとのケアもしけるべき方法があれば教えて頂ければ幸いです。

毎日なげるなら何球がいいのか?

私は特に小学生の時期にはどんどん投げて欲しいという考えの一人です。

ボールに力を加える感覚、ボールをコントロールする体の動かし方、また1球1球考える力、全ては投げることで乾いたスポンジが水を吸い込むくらいの勢いで身についていくのがこの時期です。

ただし、どんどん投げるための前提条件があります。それは・・・

「自分から進んで投げること」

「投げることが楽しいと思えていること」

強制的に投げさせられても、結局それは数が目的になってしまい、得るものは少ないからです。

メールを拝見させていただいて、今息子さんは投げることが楽しくて仕方がないという、すごく良い状態だと感じます。

比較をするわけではありませんが、私も小学生の時期は朝の登校前の30分~1時間、下校してから1時間~2時間、壁当てを毎日行っていました。

確かに投げすぎというのは怪我のリスクもありますが、良いメンタルなら得るものはものすごく多くあり、現時点では心配はないと考えます。

ただし、ケアはしっかりとして下さい。

出来れば、投げる前には軽くランニングし、ストレッチを行って下さい。

また投げ終わりに際しても、ゆっくりとランニングとストレッチ(肩・肘は必ず)を行い、ケアして頂きたいと思います。

そうすることで、ケアだけでなく良い体づくりも出来、さらに技術も磨けます。

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この記事を書いた人川端健太桜井一
お父さんのための野球教室
1978年生まれ。奈良県出身。大学関西地方リーグで最優秀投手賞(’97年)、最優秀選手賞(’99年)を受賞し、野球部創設以来初の全国大学野球選手権大会に2度出場。最高成績はベスト8。東海地区、社会人野球の名門へ進み、社会人野球の甲子園である都市対抗野球大会に2度の出場。引退後は、人気野球指導ブログ「お父さんのための野球教室」を開設。体系的でわかり過ぎる野球指導法は小学生の保護者に爆発的な支持を得て、DVDや書籍化。現在も、ブログでの指導法の発信、高校野球の現場で学生野球選手のサポート活動を精力的に行う。
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