野球肘や野球肩など体を痛める人の改善ストレッチ法
肩甲骨が上がってしまうという癖や巻き肩の改善ストレッチ2つ
みなさんこんにちは!
京都市北区にあります、MORIピッチングラボ 代表の森です。
今回もピッチングにおけるヒントやコツになることをお伝えしていきます。
今回のテーマは、野球肘や野球など体を痛める人の改善ストレッチ方法を2つご紹介いたします。
1、肩関節を外旋させる
肩関節を外旋にした状態でストレッチを行うことがポイントです。
そうすることで巻き肩が改善されて、肩甲骨のポジショニングが正常化されます。
まずまっすぐ立って手は降ろしておきます。投球測の手を前に出します。
この状態で手のひらはしっかりと前に向けます。
これが肩関節の外旋と呼ばれる動きです。
この時に外旋している方の肩が上がらないようにしてください。
そもそも使い方の悪い選手は、腕を前にあげたときに一緒に肩関節が上がっていきます。
鏡等でチェックしながら肩が上がらないようにそのまま腕を上げて下さい。
肩関節の外旋をし、手のひらが上向きになるようにします。
反対側の手で外旋している腕の手の指を下から持ち、グッと自分の方に引っ張ります。
これをしながら肩を外旋していきます。手のひらを反対の手で引っ張ることで伸ばしながら肩を少し外旋に入れます。
わきの下ぐらいに筋肉の収縮を感じれたらなおいいです。この状態から首をかしげるように反対側に倒してみて下さい。
肩甲骨が上がる癖のある人は僧帽筋が一緒に緊張しているので、肩関節を外旋させた状態で僧帽筋をストレッチすることで肩甲骨のポジションがリセットされていきます。
2、壁を使ったストレッチ
腕を横にあげますが、さっきと同様肩甲骨が上がらないようにしてください。
上げるポジションは真横よりもちょっとだけ前です。
真横よりも20度から30度くらい前にしてもらった状態で先ほどと同様手のひらを上に向けます。
この状態から手のひらを下に向けていきます。
実は、使い方が悪い、肩甲骨のポジショニングがおかしい人の場合これだけで腕の中側がピーンと張ります。
表面の筋肉は無茶苦茶硬くなっているので、必然的に内側の筋肉が硬くなってくると、肩は内側に巻いてきます。
この姿勢だけでも十分にストレッチになるんですが、さらにこの状態から壁に手をつきます。
多分、トラブルが起きているほとんどの人はこうすると内側が硬くなっているので連動して肩が上がります。
なるべく肩が上にあがらないように意識してください。
これがあまりにもきつくてできない人は、手のひらを正面に向けた状態で同じことをします。
出来たら指先も伸ばしていただいたらいいんですが、指先を伸ばすのはきついなぁという方が多いと思うので、指は軽く曲げた状態でもいいです。
完全に壁につけるのがきつい方は少しなら浮いていてもいいので、顔は反対方向を見ます。
結構きついストレッチなんですが、硬いのがよくわかると思いますし、巻き肩が外旋に強制されて改善されていきます。
すると前鋸筋の活動が正常化されてくるので安静時に肩甲骨が下がってしまう状態も改善されます。
まとめ
野球肩や野球肘で体を痛める人の改善ストレッチ法をお伝えしました。
判断するには、外見からみて肩甲骨やが下がっている選手や、巻き肩になっている選手が基本的に肩甲骨が上がりやすい癖があります。
バッティングする人で肩が上がりやすい人はぜひ取り入れて欲しいです。
鹿児島県沖永良部島出身
鹿児島樟南高校で甲子園出場
京都市北区北野白梅町で、もり鍼灸整骨院を運営する傍ら、ピッチングラボを開設。
野球専門治療に始まり、ピッチングの指導を行う。
これまで全国3000人近くの選手や子供たちの指導に携わる。
ピッチングラボでは、野球で肩や肘を壊すことなく、長く野球を楽しんでもらうためのサポートをおこなっている。
MORIピッチングラボ代表
もり鍼灸整骨院 院長
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