【少年野球】イップスを治す!克服のポイント!



イップスを治す体の使い方

皆さんこんにちは!

京都市北区にあります MORIピッチングラボ 代表の森です。

今回も学童野球や少年野球のピッチングにおけるヒントやコツをお伝えします。

今回のテーマは「イップスを治す体の使い方」です。

今回は、野球だけでなく、ゴルフ、ダーツ、テニス、卓球など足を地面について行う競技には共通のポイントですので、ぜひ参考になさってください。

結論から言うと、これらの競技に共通するイップスの原因は、ズバリ!下半身と上半身が連動するタイミングです。

野球の場合

投球の場合、一番力が入るタイミングでリリースできていないのがイップスの原因になります。

実際にはリリースポイント(一番力の入るポイント)よりもっと手前で力が入ってしまうんです。

一番力が入るタイミングはどこなのかというと、前の足にしっかり体重が乗って踏ん張った瞬間です。

ゴルフやダーツのイップスの場合

ゴルフのパターや、ダーツの場合は踏ん張っていないじゃないか!と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし全ての競技で重心移動や踏ん張るタイミングと言うものがあるんです。

見た目では体は移動していないけど、体の中で重心は移動しているんです。

ゴルフのパターで例えるとわかりやすいかと思いますのでイメージしてみてください。

パターでは足はそんなに動かしませんよね。

クラブには重たさがあるわけですが、腕の動きに合わせて重心はどのように移動するでしょうか。

腕を左に動かすとするとバランスをとるために重心は、右に行きます。

つまり、手の動きとは反対に重心は移動するということですね。

パターの時でしたらインパクトの瞬間に見た目の変化はないんですが、反対側の足がわずかに踏ん張っているはずです。

野球の、床反力を得るために投げる瞬間に力が入りやすくなるのと同じです。

ゴルフでも、ボールにインパクトする瞬間、床反力を利用するために足で踏ん張ります。(体は感じない程度)

ダーツの場合でも腕を振っているだけのように見えて、矢を投げる時に前にある足の床反力を利用して踏ん張って投げます。

このようにどんな場合でも重心は移動するんですね。

そしてこれらすべてにおいて、タイミングが合わなくなった時にイップスが発動するというのが私の考えです。

早い段階で、床反力が入ってしまうとインパクトの瞬間に力が入らない。

もしくは、体を固定したいタイミングで固定できないということになってしまいます。

イメージと実際のタイミングがずれて、体がフリーズしてしまうということになります。

床からの力を体に伝えて行うスポーツに共通している部分なのではないかと思います。

まとめ

重心移動はほとんどの場合、意識にはのぼらないんですね。

無意識に行っていることを一度、意識下にすることはとても重要なことなんです。

お亡くなりになられた野村監督が以前テレビで言っておられましたが、

「天才は不調になった時に調子を取り戻すのに非常に苦労する。でも自分(野村監督)は原因を理解しているので不調になった時でもスランプから早く抜け出せる。」

これはまさにその通りです。無意識を意識できるようになるとスランプすら怖くないわけですね。

ぜひイップスでお悩みの方はぜひ参考になさってください。

 

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この記事を書いた人森洋人森洋人
鹿児島県沖永良部島出身
鹿児島樟南高校で甲子園出場
京都市北区北野白梅町で、もり鍼灸整骨院を運営する傍ら、ピッチングラボを開設。
野球専門治療に始まり、ピッチングの指導を行う。
これまで全国3000人近くの選手や子供たちの指導に携わる。
ピッチングラボでは、野球で肩や肘を壊すことなく、長く野球を楽しんでもらうためのサポートをおこなっている。
MORIピッチングラボ代表
もり鍼灸整骨院 院長
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