【少年野球】球速を上げてコントロールを安定させる王道とは?



お父さんのための野球教室の桜井です。

リリースポイントとは?

また同じ話をする。

なぜなら、大切なことだから。

リリースポイント。

そんなの意識しなくてよろしい。

  • リリース=解放する
  • ポイント=点

つまり、リリースポイントとは、ボールを放すタイミングだ。

どこまで持つか

  • 球速が上がらない投手
  • コントロールが乱れる投手

そのほとんどは、いつどこでボールを放すか?ばかりを考える。

でも、それが間違いの始まり。

車やバイクの教習所でやるよね?

グイっとアクセル踏み込んで車のスピード出しといて、急ブレーキで決められた線の手前で止まる練習。

線のかなり手前で止まってしまったり、あるいは行き過ぎたり、そもそもスピードを出せなかったりする。

あれと同じ。

腕を速く振りながらボールを放すタイミングを図ると、腕を振るスピードは遅くなる。

だから球速が低下するし、ボールを放すタイミングを図るうちにどこで放せば良いかわからなくなったり、腕の振りが遅くなるものだからコントロールも低下する。

だから、リリースポイントは意識しなくていい。

その変わり、やるべきことはボールをなるべく放さないようにしようね、ってこと。

どこでボールを放すか、ではなく「どこまで持つか」それがミソ。

球速をあげながらコントロールする

制球力=再現性

つまり、いつも同じフォームで投げること。

だから、ボールは毎度最大限まで長く持つことで、フォームは一定になってボールが放たれる方向が安定する。

つまり、コントロールできるようになるということ。

で、ボールを長く持つと、力を加える時間も長くなる。

だから、球速アップに良い影響を与え、さらに手首の振りが自然と強くなるから、さらに球速アップに影響する。

ボールをなるべく長く持つように、そう声を掛けてみよう

で、次の球はワンバウンドの可能性が高くなる。

でも、それが正解。

で、その次はもっと強いワンバウンドを狙おう。

そう声を掛けるんだ。

すると、もっと腕の振りが強くなって、ボールの回転が速くなって、ワンバウンドする位置が捕手の方向へ近づく。

そうやって、強い球の距離を伸ばす。

これが、ボールの球速を上げながらコントロールを安定させる王道なんだ。

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この記事を書いた人川端健太桜井一
お父さんのための野球教室
1978年生まれ。奈良県出身。大学関西地方リーグで最優秀投手賞(’97年)、最優秀選手賞(’99年)を受賞し、野球部創設以来初の全国大学野球選手権大会に2度出場。最高成績はベスト8。東海地区、社会人野球の名門へ進み、社会人野球の甲子園である都市対抗野球大会に2度の出場。引退後は、人気野球指導ブログ「お父さんのための野球教室」を開設。体系的でわかり過ぎる野球指導法は小学生の保護者に爆発的な支持を得て、DVDや書籍化。現在も、ブログでの指導法の発信、高校野球の現場で学生野球選手のサポート活動を精力的に行う。
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