低めの球に力がない理由
教材購入者からこのような質問をいただきました。
【質問】
こんばんは。質問させてください。
中学で 野球を教えておりますが、身長も体格も申し分なく、下半身の使い方も多少インステップになるくらいの子がいるのですが、急速が全く上がりません。
高めの球は,伸びのある球が投げれますが,低めと なるとおじぎをしてしまいます。
体格や運動能力を考えると120キロ~は出てもおかしくないと思いますがどうし たらいいでしょうか?
教えてください。
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■ 低めの球に力がない理由
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高めの球は球速や伸びがあり、低めの球に力がない場合の、低めに投げるための角度を、極端に言えばお腹の屈曲によって行っている場合が多いです。
通常は指先から低めに構えたミットに伸びる直線に向けてボールに力を与えていくことで、ボールの高低をコントロールします。
しかし低めに投げないといけないという意識が強すぎると、腕を振り下ろす”角度”をつけたくなります。
そのとき、腰を一瞬引いてしまい、体をお腹の位置で屈曲させて”く”の字にしてボールに角度をつけてしまう投手がいます。
体をくの字に折ると、踏み出した足に体重が乗らないため、角度はついているので低めにボールはいきますが、力の無いボールになります。
ですので、この場合、改善のためのアプローチとして2つ方法があります。
ひとつは、腹筋と背筋に意識をおいて、体幹周りに軽く力を入れながら投げさせてあげることです。
体が折れないようにしてあげる狙いはもちろんですが、体幹に力を入れて投げることだけでも、踏み出した足に体重が乗ってくるので、球持ちが長くなって低めにコントロールがしやすくなります。
ふたつめは、足の踏み出しを短くするということです。
踏み出し幅が長いと、体重が後ろに残って、体が”く”の字に折れやすい状態を作ります。
まず現状の踏み出し幅を確認しておいて、スパイクの半分程度を短くするくらいで良いです。
そうすると、体重が踏み出した足に乗りやすくなるため、体が折れにくく低めに投げやすくなります。
ただ、あくまでくの字に折れるということを想定した改善方法です。
もう一度フォームをそのような観点でチェックしてあげてください。
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