【保護者をファン化する】
お父さんのための野球教室の桜井です。
アマチュア野球の運営は、
「ファンを作る視点」が必要だ。
プロ野球と同じように。
特に学童野球のような
小学生チームの運営にとって
ファンは必要不可欠だ。
今からその理由をつづってく。
あ、ファンを作ると言っても、
見ず知らずの人たちを連れてきて、
ワイワイ応援してもらおう
ってわけじゃない。
子どもたちの保護者を
「ファン化」しようってこと。
ほとんどのチームで保護者は
何かしら役割が与えられるよね。
お茶当番とか、配車とか、
会計とか、その他諸々…。
役割が面倒で野球をやらせない、
という家庭もある。
役割が原因でもめることもある。
役割を果たす家庭、
果たせない家庭、
果たさない家庭、
などの「負担偏る問題」。
保護者の役割を減らして負担を
軽くしているチームもあって、
そんなチームは
野球人口が減るこのご時世に、
入団希望者が後を絶えない
のだとか。
うん、素晴らしいよね。
絶対あるもん。ムダな仕事とか。
行き過ぎたイベントや行事とか。
監督やコーチの灰皿なんか
自分で用意するべきだし、
グラウンド内で
まだ喫煙やってるの?って感じ。
ムダな役割は無くすべきだ
そう思ってる。
でもね、
もっとやらなくちゃあならねぇ
ことがありませんか?
――保護者のファン化
大好きなプロ野球選手が、
あなたを頼ってきたらどうする?
例えば、大谷翔平が
「球場まで送迎をお願いします!」
って、
さわやかな笑顔であなたに
お願いしてきたら、
「OK!翔平」ってなるよね。
多分、送迎の前日は緊張するよね。
事故したらいけないと思うから、
早く寝て体調管理を怠らないよね。
運転前にはウォーミングアップを
するかもしれないね。
翔平が車に乗り込んだら、
ゆっくりとアクセルを踏み、
Gがかからないように
そっとブレーキを踏むだろう。
さらに翔平が
「お茶当番をお願いできますか?」
真面目な顔であなたに相談してきたら、
もう千利休だよね。
冷たいお茶がいいのか?
いや冷たいお茶は
お腹を壊すかもしれない。
麦茶がいいのか?緑茶がいいのか?
いやスポドリか?
すべての知恵と時間と力を
集結させて取り組むだろうね。
お茶当番に。
だけど面倒だと思わない。
当番が回ってくるの早くない?と
いぶかしがることもない。
なぜか?
ファンだからだ。
これがファン化の力だ。
もちろん、ファンじゃなくても
役割は果たす。粛々とね。
応援もする。うちの子だけね。
熱狂的なファンが
たくさんいるチーム。
一方で、仕方がなく
役割を処理するチーム。
どちらが盛り上がるかは
言うまでもないよね。
では、一体どうやって
保護者をファン化するのか?
ファン感謝デーをつくる?
いいえ、それじゃあ保護者の
役割がまた増えるだけ。
ファンを作るのは簡単だ。
心を動かすんだ。
心を動かすのに最も簡単で
効果の高い方法がある。
子どもたちに保護者への
関心を持たせることだ。
ジャイアンツを応援しに
行ったのに、
ヤクルトの山田選手が
手を振ってくれたので
ヤクルトファンになりました、
みたいな感じ。
人は自分に興味を持ってくれる
人を好きになる傾向があるよね。
その基本になるのが挨拶。
おはようでも、おいーっすでも、
何でもいい。
笑顔で挨拶されたら
大人はイチコロですよ。
「は、たったそれだけ?」
って思うかもしれない。
でも、それができてないから
ファンになれないのですよ。
まとめるとね
アマチュアのチーム運営を
スムーズにするには、
保護者をファン化する
視点が必要だ。
その基本が挨拶だ。
笑顔があれば尚いい。
お茶当番も、配車も、大変さ。
でもね、応援する選手のためなら、
やりますよ。
やりたいですよ。
これは善意の搾取でもなんでもない。
それがファンというやつですよ。
どう、ファンを作ってみない?
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