強いチームを作るセロリの法則とは?



お父さんのための野球教室の桜井です。

全員と仲良くすのはムリ?

「仲良くしなさい」よりも「チームワークを高めなさい」と、子どもらには伝えたい。

そんな話です。

みんなと仲良くしなさい、

ほとんどのオトナは、子どもにそう言うよね。

でも、みんな薄々気づいていると思うけれど、それはムリな話だ。

育ってきた環境が違うから、好き嫌いはイナメナイ

夏がだめだったり、セロリが好きだったりするのね。

考え方も違うし、価値観も違う。

たまたま住む地域が同じだけだった人たちが、仲良くなるほうが奇跡かもしれない。

なのに、仲良くなれってオトナは言い、子どもらは、好きでもない子とむりやり仲良くするよう仕向けられる。

大人はどう生きているのか?

で、そんな子どもらはどのように思うのか?

Mm…「がんばってみるよやれるだけ」とは思うものの、やっぱり仲良くできないものだから

  • 「自分はダメなやつだ」と思ったり
  • 「オトナの見ている所だけ仲良くしておこう」とがんばり方を間違えたり
  • 好きじゃない子が超うざい存在になってしまって、集団でひとりを遠ざけてしまったり

そんなことが起こる。

だからね、子どもたちには正直に話さない?

誰でも仲良くなるのはオトナだってむずかしいことなんだ、って。

でね、そのうえでもうひとつ伝えない?

どうやって、オトナがそんな社会を生きているのかを。

1人でやれることは限りがある

仕事場は、仲良しの集まりじゃないよね。

めちゃんこ嫌い!

そんなやつゴロンゴロンいる。

でもね、ひとりでやれることは限りがあるよね。

だから、それぞれに役割があってそれを全うするよう努力して、それぞれの弱点を補って目標を達成しているんだ。

だから、“嫌い”なんだけれど、存在は認めているんだ。

だから、嫌いでもあいさつする。

だから、嫌いでも助けあう。

そうやって、好き・嫌いを超えてお互い依存することなく自立した人間どうしの集団がつくられて、チームワークを高めているんだ。

そうやって作られた本物の集団には、他人を排除する空気は生まれない。

で、振り返ってみるとこんな気持ちになるはずだ。

なんだかんだ言っても、つまりは君のこと好きなのさ。

そんな社会にしようと頑張っている。

オトナの本音を伝えて、強いチームを作らない?

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この記事を書いた人川端健太桜井一
お父さんのための野球教室
1978年生まれ。奈良県出身。大学関西地方リーグで最優秀投手賞(’97年)、最優秀選手賞(’99年)を受賞し、野球部創設以来初の全国大学野球選手権大会に2度出場。最高成績はベスト8。東海地区、社会人野球の名門へ進み、社会人野球の甲子園である都市対抗野球大会に2度の出場。引退後は、人気野球指導ブログ「お父さんのための野球教室」を開設。体系的でわかり過ぎる野球指導法は小学生の保護者に爆発的な支持を得て、DVDや書籍化。現在も、ブログでの指導法の発信、高校野球の現場で学生野球選手のサポート活動を精力的に行う。
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