野球用語「HQS」とは?意味・使い方・上達法がわかる!
「HQS」とは?
HQSとは、野球における投手を評価する指標のひとつで「先発投手が7イニング以上を投げて、自責点2以内に抑えた時に記録される」指標です。
HQSは、「High Quality Start」の略称。直訳すると「高品質な先発投手」。HQSは、「あの先発投手は良いピッチャーだな~」と何となく感じていたものを具体的に数値化した“良い先発投手の基準”だと考えて問題ありません。ただし、HQSには勝ち負けは関係なく、HQSを達成していても負け投手になることはあります。
もし、監督やコーチから「HQSを狙え!」と言われたら、先発して7回を投げなさい、そして自責点2点以内に抑えなさい、ということです。
HQSは、投手が先発した際、7投球回以上を投げて、かつ自責点2以内に抑えればHQSが1つ記録されます。
HQSに関連した指標に、「先発した試合数におけるHQSの獲得率を表したHQS%」があります。HQS%は「(HQS数/先発した試合数)×100」で算出できます。
ちなみに、HQSよりもワンランク下の評価指標に「QS(Quality Start)」があります。QSは、投手が先発した際、6投球回以上を投げて、かつ自責点3以内に抑えることでQSが1つ記録されます。
「HQS」の語源・由来とは?
HQSやQSは、先発投手の安定感をはかる指標としてメジャーリーグで1980年代から使われはじめ、現代では一般的な指標です。近年では日本のプロ野球、日本のメディアでもたびたび使われるようになっています。
「HQS」についてもっと詳しく
日本のプロ野球におけるQS率の上位は70%~80%です。2019シーズンにおいて、セ・リーグでは西勇輝投手(阪神)の73.08%、パ・リーグでは山本由伸投手(オリックス)の80%がトップとなっています。
「HQS」の使い方・例文
HQSの例文・用例を紹介します。
〇7回を投げて1失点、120球と見事なHQSピッチ!
〇先発した彼は7回2失点のHQSも負け投手に。
「HQS」の具体的な使われ方は?
マックス・シャーザー(WSH)
7回115球2失点7奪三振
コービンに続き、NL1位のHR数を誇る強力LAD打線に対してHQSを達成。この日は暖かいドジャー・スタジアムだからか、ウイニングショットは安定して96,7マイルを叩き出してた。
パーラのグラスラで負けが消え、勝利投手の権利が付いた際には大興奮。 pic.twitter.com/8NL32GDHfI
— 歯磨き粉 (@nationallionsss) May 12, 2019
https://twitter.com/19kina22/status/1152914820556922880
「HQS」の類義語
HQSの類義語は、「ハイクオリティスタート」「QS」です。
「HQS」に関する練習法
ご紹介する上達法は、「下半身を使う感覚を覚える方法」。サイドステップを使って、ピッチングの土台となる下半身を“使う”感覚を身に付けていきます。野球動作解析のスペシャリストで、筑波大学硬式野球部の監督である川村さんがわかりやすく解説!
「HQS」まとめ
HQSの意味、使い方、そして上達法を紹介しました。野球用語の意味がわかれば、監督やコーチから指導してもらう際に吸収するスピードが違います。つまり、上達が加速するということです。
この記事を読み返して、「HQS」の理解を深めて、さらに野球を楽しんでくださいね!
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