野球用語ホールドとは?ホールドの意味・使い方・上達法がわかる!
ホールドとは?
ホールドとは、一体何なのでしょうか?
ホールドとは、野球において中継ぎ投手に与えられる記録のひとつです。
英語では、「hold(ホールド)」と書きます。
ホールドとは、中継ぎ投手がどのくらい勝利に貢献しているのかを評価する指標のひとつで、クローザー(抑え投手)でいう「セーブ」にあたる記録と考えて問題ありません。
ホールドとは「保つ」という意味があり、中継ぎの「リードを保つ、試合展開を保つ」という役割から「ホールド」と名付けられています。
「ホールド」を記録するための必須条件とは?
中継ぎ投手は、ホールドを記録したいと考えていても、単に試合で登板するだけではホールドとは記録されません。
ホールドを記録するためのハードルは高く、まずこの7つの必須条件を満たしていなくてはホールドにはなりません。
- 先発投手ではないこと
- 勝ち投手ではないこと
- 負け投手ではないこと
- セーブを記録していないこと
- 救援投手として登板し、試合終了まで投げていないこと
- アウトを一つ以上とっていること
- 降板後、自分の失点で同点に追いつかれたり、逆転されたりしていないこと
「ホールド」を記録するために達成すべきこと
ホールドを記録したいと考えているのであれば、上記の7つの必須条件を満たしたうえで、以下を達成するとホールドが与えられます。
自チームがリードしている場合に、ホールドを記録するには
以下のうち、いずれかを達成すればホールドが記録されます。
- 3点以内のリードで登板し、1回以上を投げて、リードしたまま降板する
- 2者連続で本塁打を打たれたら同点or逆転される場面で登板し、1/3回以上を投げて、リードしたまま降板する。
- 点数差に関係なく、3回以上を投げて、リードしたまま降板する
※4点以上の大量得点でリードしている場面で登板した場合は、3回以上投げないとホールドがつきません。
同点の場合に、ホールドを記録するには
以下のうち、いずれかを達成すればホールドが記録されます。
- 同点のまま、失点せずに降板する
- 登板中に自チームが勝ち越したときは、そのリードを保ったまま降板する(※ただし、試合終了の最後まで投げ切ってしまうとホールドは記録されず、勝ち投手になる)
「ホールド」の使い方・例文
ホールドの例文・用例を紹介します。
- ホールド通算記録トップを独走する北海道日本ハム・宮西尚生投手
- 3回をきっちり抑えて初ホールドを記録
「ホールド」の具体的な使われ方は?
勝手に過小評価されてると思われる選手を紹介
日ハム編
「宮西尚生」新人から12年連続50登板以上、3度の最優秀中継、ホールド記録保持者
データ上なら「史上最高の中継ぎ投手」と言っても過言ではないが、その割には代表選出などは少ない
昔ダルビッシュにTwitterの開始を勧められるも断ったらしい pic.twitter.com/r5T5ENGqmu— パワまる (@pawapurousamaru) April 24, 2020
9月2日(月)千葉ロッテマリーンズ戦にて、増井投手が150ホールドを達成し、プロ野球史上2人目、パシフィック・リーグでは史上初となる、“150ホールド&150セーブ”という偉業を成し遂げました。それを記念し、達成記念フェイスタオルを発売します。https://t.co/i77ya9dY2g#Bs2019 #ORIX #Bsグッズ pic.twitter.com/30CG9TX4tj
— オリックス・バファローズ (@Orix_Buffaloes) September 11, 2019
「ホールド」の類義語
ホールドの類義語はありません。
「ホールド」に関する練習法
中継ぎ投手に求められるのは“安定感”。
スピード、コントロール、そして結果を計算できる投手でなければ安心して中継ぎを任せられませんし、ホールドを記録することはできません。
ご紹介する上達法は、野球動作解析のスペシャリストで、筑波大学硬式野球部の監督である川村さんが教えてくれる「フォームバランス強化メソッド」。
このピッチング動作をバランスよく動かせる体をつくるトレーニングで、数多くのホールドを記録してチームのホールド王を達成してください!
「ホールド」まとめ
今回は、ホールドとは?について、ホールドの意味や使い方、そして上達法を紹介しました。
野球用語(ホールド)の意味がわかれば、監督やコーチから指導してもらう際に吸収するスピードが違います。
つまり、上達が加速するということです。
この記事を読み返して、ホールドとは?と疑問に思っていたホールドへの理解を深めて、さらに野球を楽しんでくださいね!
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お父さんのための野球教室
1978年生まれ。奈良県出身。大学関西地方リーグで最優秀投手賞(’97年)、最優秀選手賞(’99年)を受賞し、野球部創設以来初の全国大学野球選手権大会に2度出場。最高成績はベスト8。東海地区、社会人野球の名門へ進み、社会人野球の甲子園である都市対抗野球大会に2度の出場。引退後は、人気野球指導ブログ「お父さんのための野球教室」を開設。体系的でわかり過ぎる野球指導法は小学生の保護者に爆発的な支持を得て、DVDや書籍化。現在も、ブログでの指導法の発信、高校野球の現場で学生野球選手のサポート活動を精力的に行う。
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