野球用語「ワンポイント」とは?意味・使い方・上達法がわかる!
「ワンポイント」とは?
ワンポイントとは、野球における戦術のひとつで「一人の打者だけを打ち取るために、リリーフ投手が登板する」という意味です。
ワンポイントは、「要点、1か所」を意味する「ワンポイント」と、「救助、救援」を意味する「リリーフ(relief)」が組み合わさって、かつ省略化されている野球用語です。つまり、打者一人だけを打ち取るために
救援投手として登板するのがワンポイントです。
もし、監督から「ワンポイントで行くぞ」と言われたら、長い回を投げるのではなく、「打者一人を打ち取ってこい」という意味だと理解して問題ありません。
「ワンポイント」が使われる場面とは?
ワンポイントが使われる場面は、試合の後半に多く、その打者を打ち取れる確率が高い投手を登板させます。代表的なのが、左打者が出てきたところでの左投手の登板です。
ワンポイントは日本のプロ野球でも比較的多く使われる戦術ですが、特にワンポイントを多用した監督が故・野村克也氏。阪神タイガースの監督時代には、「遠山・葛西スペシャル」とよばれるワンポイント戦術を駆使して、打者を打ち取りました。
遠山・葛西スペシャルとは、左打者が出てきたところで左投手である遠山投手を登板させて、次の打者が右打者の場合、通常なら左投手はベンチに下げるのですが、遠山投手を一塁手にして、右打者のワンポイントに右投げの葛西投手を登板させます。そして葛西投手が右打者と対戦した後に、再び遠山投手が登板して、葛西投手が一塁を守るという戦術です。
「ワンポイント」が禁止になる?!
2020年シーズン、メジャーリーグではワンポイントが禁止になりました。その理由は、試合時間の短縮。投手交代をするたびに投球練習を行うため時間を必要とします。試合時間の長時間化を防止する観点からワンポイントでのリリーフを禁じたということです。2020シーズンにおいて日本ではワンポイントの禁止はありませんでしたが、今後検討される流れがあります。
「ワンポイント」の使い方・例文
ワンポイントの例文・用例を紹介します。
〇ワンポイントリリーフで見事に抑えて、ピンチを切り抜ける
〇ワンポイントリリーフに成功
「ワンポイント」の具体的な使われ方は?
https://twitter.com/marienoona/status/988271600360275968
昨日に続いて大谷のところでワンポイントリリーフ送られるくらい警戒される男大谷翔平#LAA #大谷翔平 pic.twitter.com/odOhIknnFL
— kabi_killer (@kabi__killer) May 24, 2018
「ワンポイント」の類義語
ワンポイントの類義語は、「一言」「一口コメント」です。
「ワンポイント」に関する練習法
ワンポイントでのリリーフを成功させるのに必要なのは、スピードも重要ですが、確実に狙ったところに投げ切れるコントロール。ワンポイントで登板して、コントロールが定まらないとフォアボールを出してしまってピンチを広げてしまいます。このコントロールが安定する投げ方にするための3つのポイントを知ってください。
「ワンポイント」まとめ
ワンポイントの意味、使い方、そして上達法を紹介しました。野球用語の意味がわかれば、監督やコーチから指導してもらう際に吸収するスピードが違います。つまり、上達が加速するということです。
この記事を読み返して、「ワンポイント」の理解を深めて、さらに野球を楽しんでくださいね!
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